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対面で話すことの価値

こんな記事を読んだ。オランダで遅いレジがあって大人気だとか。孤独なシニア層対策の一環で、レジの一部にスローレーンを設けて店員さんと対話できるようになっているのだそう。

これを読んで、わかるーと思った。
効率化、生産性のためにセルフレジが増えている。人手不足解消にはよいのかもしれない。他のスーパーやコンビニでも会話があるわけではないのだが、対面もなくなり、会話が全くなくなるとどうなるか。

在宅で仕事をするようになると、誰とも会話しない日が増える。私もそうで、家族以外と話をする機会が減ってしまった。

近所のカフェは、店主さんと話に来るお客さんが多いなぁと感じる。何気ない会話が、心をほっとさせるのだ。

会社に行って雑談するのも、ムダなようでいて、実はそんなことはない。娘も在宅での仕事が続き、誰ともしゃべらないと気が滅入りそうだと言っている。

だから、孤独に陥らないためには、対面で話すのが必要だなと思う。

AIの性能が良くなって、もっと深くしゃべれるようになったら、孤独も解消されるのかな。自分に寄り添ってくれて、嫌なことも言わない自分好みのAI。この先どうなるのだろうか。

☆☆☆

遅いレジだと、コストがかかってしょうがないだろう。
利益を生み出さないと、価値がないことになってしまう風潮。

効率とか、利益とか。そんなことばかり考えていたくない。
手間がかかる対話のできるレジ。

こうやって見ると、のんびりと店主さんとやり取りするのが、ぜいたくなものに見えてくる。
今は、顔の見える対話を大切にしたい。

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