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俺、やめるわ。

しばらくnoteをほったらかしにしてしまいました。

唐突に書く原動力が湧いたで、久しぶりに書いてみます。

きっかけは私の師匠からの連絡でした。

「俺、今年で会社辞めるわ。」

唐突にこんなメールを送りつけてくる師匠。

仕事で煮詰まった私の頭の中に、どっと感情が湧き出てきました。

いつも私の感情を揺さぶってくる、偉大な人です。

私と師匠

師匠と私は、同じ予備校で働いていました。

年齢は親子ほど離れていますが、なんでも話せる兄弟のような人です。

しかし私は会社を退職し、師匠と別々の道を歩んでいます。

退職した理由は、方向性の違いです。
(バンドマンかよ。)

単純に、会社のやり方に疑問を感じることが多くなったのです。

しかも社員は会社のやり方に対して諦めてしまう人が大半でした。
これが余計にしんどかったです。

師匠もある意味、イエスマンでした。
「給料払ってくれるうちは、俺は今の会社でサラリーマンする!」というくらい。

そんなイエスマンでも、「お前はちゃんとやってる。」と誰よりも励ましてくれるのです。

いつも私に手を差し伸べ、引き上げ、褒めてくれるのが嬉しかったのです。

しかしいくら師匠の支えがあっても、私の心はどんどん会社から離れていき、最終的に退職届を出す決意をしたのでした。

それから師匠は、だんだんとよそよそしくなっていきました。

(5歳児がそのまま大人になったような人なので、なんとなく察していましたが。)

「この人も私と違う世界の人になったんだ。」と寂しくなったのを今でも覚えてます。

去ったあと

教育業って、金儲けの考えだけでは務まりません。青臭いことがいえないとできない。

学生さんが少しでも知識を持てるように。
国家試験に合格できるように。
すこしでも勉強を楽しくなるよう

この感情だけは絶対に忘れないと心に誓ったのです。

今思えばアホな考えなのですが、

会社に残るスタッフを見て、
「青臭い心を忘れて、みんな悪魔に心を売り渡したんだ。」と勝手に思ってました。
(とんでもない偏見です。反省。)

しかし、予兆は春にやってきました。
「久しぶりに飲みに行かない?」と師匠に連絡して、居酒屋に行った時のこと。

「お前、楽しそうだなぁ。良いなぁ。」

酔っ払った師匠がにこやかに言うのです。

それからも「仕事楽しい?辞めてどうよ?」と質問攻め。
良かった。この人は昔のままの師匠だ。

足並みの揃い。
これに尽きると思うのです。
エンドユーザーの立場であるべきが、講師だと。

お客様に叶う講師であるべきだし、突き抜ける人でありたい。

師匠が思うところに私はありたい。

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