Vol.22#挑め!Leading Article/インドの均衡
その日のLeading Articleから解釈の決め手となった語彙を記録していきます。身につけば読む事がどんどん”楽”になります。
現インド首相Modi氏について、ヒンズー教を前に出し過ぎじゃない?という懸念を示す内容です。
🔲解釈のポイント🔳🔳🔳
①stay true to /何かに対して忠実である、偽らないという意味です。stay true to yourself(自分に正直に)などと言いますね。政教分離という
原則に忠実であるべきで、ヒンズー支持を政治に持ち込むのは良くないとしています。
②strongman leaders /単純に力が強いという意味でなく、指導者として強引でモラルをあまり気にしないという意味も含まれています。強権的という言葉が合うと思います。あの人のことかな。
③ win over /説得して支持や合意をとりつけるという意味です。
【試訳】インドをまとめあげ、進歩させつづける為に指導者は宗教に影響されない憲法に忠実であるだけでなく、民主的な組織を尊重しなければならない。モディ氏の政府はジャーナリストや活動家を刑務所に入れ、司法の独立を踏み躙っている。首相を心の底から支持する人々は肩をすくめ、欧米の強権的な指導者も同じことをしていると指摘する。しかし、こうした行いによってインド国内の対立政党からは次の選挙を自由と独裁の戦いの一部であると定義づけられてしまう。インドをより自信に満ちて成功した国にするにあたって、批判から自らを守り国民一つにまとめあげ、協力させる為モディ氏がしなければならないのはバランスを保つ事である。熱狂的な信仰と近代的で先進性のある経済政策のバランスだけでなく、ヒンズー教と他の宗教グループのバランス、そして表現の自由と力強く競争力のある政府のどちらか一択となる事を望まない有権者間のバランス。国民が恐れるのはモディ氏の三期目がインドを半独裁ヒンズー国家に変貌させてしまうことだ。
一言コメント
安倍元首相と仲良しだった事がとりあげられるモディ首相ですが、まさに裸一貫から首相になった叩き上げの人です。ヒンズー教の聖地を巡ったり、ヴェーダを唱えたりとちょっと信心深いというところを超えてしまってる気がします。ただ欧米では政治家がキリスト教の価値観を。。とか言ってもあまり角が立たないですよね。肩をすかす(shrug sholders)する人の気持ちもわかる気がします。
回答
①忠実である
②強権的な指導者
③説得し支持をとりつける
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