東京都のチャレンジ!【不登校の新たな学び場】
東京都教育委員会は定例会で来年度からの不登校施策を報告しました。
東京都独自の取り組みとして、「チャレンジクラス(東京型不登校特例校)」を新たに設置します。
チャレンジクラスとはどのような場所なのでしょうか。
東京都の不登校支援の取り組みを調べました。
チャレンジクラス設置の背景
文部科学省主導の「学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)」は、現在32校。
そのうち、都内公立校は5校(本校型1校、分教室型4校)です。
、、、たった5校。
ハード面で設置にまだまだ課題があるのですね。
そのため東京都は、既存の学校施設を利用した校内分教室として、「チャレンジクラス」を2024年度に中学校10校配置する計画を立てました。
通常級とフリースクールの中間的ポジションだと思います。
通常級
↕︎
チャレンジクラス
↕︎
フリースクール
1校につき、概ね3~6人の教員を配置予定。
整備にかかる合計費用の半分を都が補助します。
チャレンジクラスの内容とは
チャレンジクラスは以下のような特徴を持ちます。
また、東京都は学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)の利点を以下のように整理しています。
以上の情報から、
・学習指導要領をベースとしながらも、
・時間割を柔軟に調整し、
・個人の興味に合わせた探求学習を重視する
ようなスタイルの学級だと思います。
具体的には武蔵村山市立小中学校HPに1日の様子が載っております。
東京都のHPにも事業の特徴が載っています。
特別支援学級とはまた違う学びの場として普及していくかもしれません。
学びの選択肢が広がることに賛成です。
前進する東京都の教育
都教育庁の担当者は定例会でこう述べました
東京都はフリースクールの利用料についても月2万円を助成します。
教育について日々ネガティブな情報が溢れています。
しかし、前進のために前向きな取り組みを共有していくことが大切です。
まだまだ人材面、システム面、内容面で課題はあるでしょう。
それでも「学びの多様化学校」までのスモールステップの環境づくりをしている東京都、、、リスペクトです!
今後も全国の不登校支援となる取り組みを紹介していきたいと思います。
ご覧くださりありがとうございました。
参考
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?