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不登校の負の真実

教師の人気が下がり続ける昨今。
それでも教員を志す者は強い志を抱いていることでしょう。
そんな志ある教員がまさか子どもを苦しめているとは、、、

【不登校の要因】

令和4年度の調査によると、不登校の児童は約30万人に上りました。
30人以上のクラスに一人はいる割合です。
不登校傾向の児童も含めればその数は増加傾向にあります。
子供たちがなぜ不登校になるのか?
文科省から指令された学校の調査では、その主要な要因として「無気力・不安」が挙げられました。

【不登校の背後に潜む謎】

しかし、この段階で疑問が湧きます。
なぜ子供たちは無気力になり、何に不安を感じるのでしょうか?
単なる表面的な要因を探っても真相には迫れません。
そこで「県フリースクール等連絡協議会」が不登校経験がある児童・生徒と、保護者に直接のアンケートを実施しました。
すると、、、

【暴かれた真実】

意外な事実が浮かび上がりました。
不登校の要因として、「先生との関係」と回答した児童が約3割に達したのです。

国の調査では不登校の要因として「教職員との関係をめぐる問題」を選んだのは小学校で4.4%、中学校で2.3%です。

なぜアンケートによってこんなにも違いがでるのか?
二つのアンケートの違いは回答者です。

学校の調査アンケートの回答者は「先生」です。不登校の児童生徒を受け持つ先生が様子を見て答えています。
一方、民間のアンケート調査の回答者は不登校の児童生徒本人と保護者です。

つまり回答者が直接か間接かの違い。
信頼度の高い回答はどちらか一目瞭然ではないでしょうか。。。

【 教育の在り方の見直し】

決して先生を否定したくてこの記事を書いているわけではありません。
民間アンケートでは回答者数、回答率も少なくより精度の高いアセスメントが求められています。

現状でも多くの子供たちが先生に感謝していることと思います。

しかし、不登校の異常な増加は、子どもから社会へのメッセージです。
要因を確かめることがメッセージに答える一歩となります。

変わる社会。
増加する不登校。
学校の現状システムとのズレ。
このズレをまずは把握しなければ前へ進めません。

伝統的な教育方法の限界ではないでしょうか。
子供たちを苦しめる前に、先生たちも客観的にこれからの教育の在り方について考え、率直に意見を述べるべきです。

参考


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