見出し画像

【名盤伝説】”THE SQUARE / 脚線美の誘惑” ハワイへ行きたい!

MASTER PIECE 日本を代表するフュージョンバンドT-SQUARE(当時は”THE SQUARE”)の6枚目のアルバム『脚線美の誘惑』(1982)です。

THE SQUAREは1976年に大学生だったギターの安藤まさひろが、同じく大学生ビッグバンドで有名だった伊東たけしらとともに結成。1978年にアルバム『Lucky Summer Lady』でデビューしました。当時のインストバンドの多くは、ジャズ・クラブやスタジオなどでプロ活動をしていたミュージシャンにより結成されることが多かったものの、全員がアマチュア出身として注目されたとのことです。

バンドは様々なメンバーが入れ替わる中で、松任谷由実のバックを務めるなど多彩な活動を続けながらアルバムも定期的にリリースして、次第に人気を集めるようになります。

1980年には安藤(G)、伊東(Sax)に加え和泉宏隆(Key)、田中豊雪(Bs)、長谷部徹(Drs)のメンバーにほぼ固定され、1982年にこの『脚線美…』をリリースします。

収録曲
M1 ハワイへ行きたい
M2 The Rest Of A Romance
M3 脚線美の誘惑
M4 Hearts
M5 Love's Still Burnin'
M6 Change Your Mind
M7 Between
M8 Full Circle
M9 Memories of Alice

何ともストレートなタイトルのM1。夏だみんなでハワイへ行きたいよ~って、世の中バブル前夜のブランド指向全盛期。陽気でポップな曲です。日本ではまだ珍しかったウィンド・シンセの音色が新鮮です(ちょっと安っぽいけど^^;;)

この曲は安藤が亜蘭知子の2ndアルバム『色彩感覚』に提供した「The Married Man」のセルフ・リメイク・カバーです


サックスとギターの絡みがこのバンドの特徴だと思うのですが、このM3はまさにそんな曲です。明るくテンポの良い曲調はジャケットのイラストにあるような、男子永遠の憧れの脚線美に良く似合う曲です(意味不明w)。


一転M3はサックスの音色がゆったりと響くメロディアスなスロー・バラード。こうした展開はまさに安藤節、ラストの待ってましたと言わんばかりに入ってくるギターソロは、まさにギタリスト冥利に尽きますってところでしょうか。良い曲です。


バンドはその後に名盤『ADVENTURE』(1984)をリリースするなど前期?の絶頂期を迎えます。私も好きなアルバムが数多くあるので、追って紹介したいと思っています。


こちらで日本のフュージョン系の記事をまとめています。どうぞお立ち寄りください。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?