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RADIO DAYZ : 1970年代前半 洋楽

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あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介しています。当時は知らなかった事情などを改めて知る機会となり、楽しみながら更新しています。
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#70年代洋楽

[RADIO DAYZ] あの頃の音楽は全てラジオから流れてきた

こんな記事をネットで目にしました。 私がこの年頃だった1970年代前半は、テレビで歌番組はありましたが、GS世代の後でアイドル全盛ということでもなく、演歌か、いわゆる歌謡曲 (雑な表現ですみません)が主流でした。ニューミュージックという言葉もまだ定着していなかったように思います。 私の家ではテレビのチャンネル優先権は親にあり、当時の人気のアニメや特撮モノもそれほど記憶にありません。そんな中での楽しみは子供部屋でこっそりと聞くAMラジオでした。 ラジオDJの軽妙なトークに

“Sugar Baby Love / The Rubettes”

[RADIO DAYZ] 1974 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 ルベッツは1973年にイギリスで結成されたバンドで、ポップ・ロックやグラム・ロックの要素のあるキャッチーでメロディとハーモニーが特徴でした。当時ステージではメンバー全員が白いスーツとボータイを本当に着用していたとのことです。 1974年のデビューシングル「Sugar Baby Love」が全英チャートで8週連続で1位を獲得するなど大ヒットしました。 このPVを見る限り、アイドル路線

”Can’t Get Enough Your Love / Bad Company”

[RADIO DAYZ] 1974 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 バッド・カンパニーはUKのロック・バンド。元伝説のバンドフリーのメンバーのポール・ロジャース(Vo)とサイモン・カーク(Drs)、ミック・ラルフス(G,元モット・ザ・フープル)、ボズ・バレル(Bs, 元キング・クリムゾン)の4人により1973年に結成。74年6月にレッド・ツェッペリンのレーベル、スワンソングからアルバム『Bad Company』でデビューします。 メンバーの経歴をみれ

”James Paul McCartney"-TV Show

[RADIO DAYZ] 1973 番外編 世界のワンマンショー (NHK総合) この番組はUKとUSでは1973年4月にTV放映され、日本ではNHKの"世界のワンマンショー"第1回として翌年1974年に放映されています。リアルタイムだったのか再放送?だったのかは記憶の彼方ですが、当時夕方のこの放送を食い入るようにして見ていた記憶があります。 こちらの記事で紹介していますが、73年のポールは立て続けにシングルヒットを飛ばし、個人的には大好きなアルバム『Red Rose S

“Mind Games / John Lennon”

[RADIO DAYZ] 1973 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 元ビートルズのツートップ、ポール・マッカートニーが自身のバンドとしてウィングスを結成して精力的に活動する中で、もう一方の雄のジョン・レノンはオノ・ヨーコとの共作で政治色の強い作品を連発していきます。 当然のように?ヒットチャートを賑わすでもなく、セールスは低迷します。そんな中で少しは大衆にも受け入れられるアルバムにしようと1973年7月に制作を始めたのが『Mind Games (邦題

“Give Me Love (Give Me Peace on Earth) / George Harrison”

[RADIO DAYZ] 1973 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 1970年に解散したビートルのメンバーで、最初に本格的なソロ・アルバムをリリースしたのはジョージ・ハリスンでした。ビートルズ最後のレコーディング・セッションの最中に、このラスト・アルバムに収録したいとの思いでリハーサルを繰り返していたものの願い叶わずお蔵入りした作品を収録した、同じプロデューサー氏の下で制作されたアルバム『オール・シングス・マスト・パス』(1971年11月リリース)は、

”Angie (悲しみのアンジー) / The Rolling Stones”

[RADIO DAYZ] 1973 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 言わずと知れたロックレジェンドローリング・ストーンズの、1973年8月リリースのオリジナル・アルバム『Goat's Head Soup (邦題: 山羊の頭のスープ)』からの先行シングルとしてリリースされた「Angie (邦題: 悲しみのアンジー)」です。 ストーンズは1962年結成以来、一貫してブルースとロックン・ロールを基調としたバンドとして人気を博し、同時期に世界を席巻していたビ

”Crocodile Rock / Elton John” 

[RADIO DAYZ] 1972 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 伝説のピアノマンとしてレジェンドのエルトン・ジョンですが、1970年の「Your Song (僕の歌は君の歌)」のスマッシュ・ヒット以降は、やや低迷の時期を過ごします。とはいえ作詞家バーニー・トービンとの黄金コンビはその後のブレイクに向けて仲を深めていたようです(苦笑)。 翌年リリースされる名盤『Don't Shoot Me I'm Only the Piano Player (邦題

"Daniel" Elton John–1973 

[RADIO DAYZ] 1973 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 1970年に「Your Song (僕の歌は君の歌)」のヒットでスターダムに上り詰めたエルトンでしたが、商業的に成功を収めるのは1973年になります。 73年1月リリースのアルバム『Don't Shoot Me I'm Only the Piano Player (ピアニストを撃つな!)』収録曲からヒットシングルが生まれます。 アルバムリリース前の72年にリリースした先行シングル「

“We’re An American Band / Grand Funk Railroad”

[RADIO DAYZ] 1973 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 グランド・ファンク・レイルロード(GFR)はUSのロックバンドで、60年代末にマーク・ファーナー(vo, G)、メル・サッチャー(Bs)、ドン・ブリューワー(ds)の3人で結成されました。バンド名の由来はUSの老舗鉄道会社「グランド・トラック鉄道(Grand Truck Western Railroad)」とのこと。鉄オタだったのでしょうか?w。 ハードロックスタイルで1969年にア

“The Loco-Motion / Grand Funk Railroad”

[RADIO DAYZ] 1974 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 1973年に「アメリカンバンド」のヒットでUSハード・ロック界に名を轟かせたグランド・ファンク・レイルロード (GFR)が、続く74年にアルバム『Shinin’ On (邦題: 輝くグランド・ファンク)』をリリースします。プロデュースは「アメリカンバンド」と同様トッド・ラングレン。彼の独特のポップスセンスとバンドのハードなサウンドが好評でUSアルバムチャート5位を記録しています。 こ

” You’re So Vain (うつろな愛) / Carly Simon”

[RADIO DAYZ] 1972 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 カーリー・サイモンはUS出身のシンガー・ソングライター。1971年にソロシンガーとしてアルバム『Carly Simon』でデビューしてグラミー賞の最優秀新人賞を受賞しました。ジョニー・ミッチェルやキャロル・キングなどど並んで、ウェスト・コースト系女性シンガーとして人気でした。 1972年にアルバム『No Secret』をリリース。収録曲「うつろな愛」をシングルカットして大ヒットとなり

“Touch Me in the Morning / Dianna Ross”

[RADIO DAYZ] 1973 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 ダイアナ・ロスは言わずと知れたモータウンの女帝。1959年に結成して61年にデビューしたコーラス・グループのスプリームス(個人的にはシュープリームスの呼び名の方が馴染みます) のリードボーカルとして活躍しました。 R&Bの牙城モータウンの看板としてグループはヒットを連発したものの、ダイアナのあまりの人気に、彼女がソロとして独立した後、グループは77年に解散に至ります。 そんなダイア

“It Never Rains in Southern California (カリフォルニアの青い空)/ Albert Hammond”

[RADIO DAYZ] 1972 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。 アルバート・ハモンドはUK出身のシンガー・ソングライター。幼少期は両親の出身地のジブラルタル(当時は英国領)で過ごし音楽活動を始めますが、その後70年代にUSに移住して、デビューアルバム『It Never Rains In Southern California』(1972)をリリースします。アレンジにマイケル・オマーティアン、ギターにラリー・カールトン、フルートにはトム・スコットが参