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“Touch Me in the Morning / Dianna Ross”

[RADIO DAYZ] 1973 あの頃ラジオから流れていた懐かしい名曲を紹介します。

ダイアナ・ロスは言わずと知れたモータウンの女帝。1959年に結成して61年にデビューしたコーラス・グループのスプリームス(個人的にはシュープリームスの呼び名の方が馴染みます) のリードボーカルとして活躍しました。

R&Bの牙城モータウンの看板としてグループはヒットを連発したものの、ダイアナのあまりの人気に、彼女がソロとして独立した後、グループは77年に解散に至ります。

そんなダイアナが73年5月にリリースしたアルバム『Touch Me in the Morning』からの同名シングルです。USシングルチャートで1位を獲得。アダルト・コンテンポラリーチャートでもダイアナ自身初の1位を獲得した大ヒット作となりました。

前の晩には愛し合った二人だけど、ただ触れ合うだけの別れの朝。二人に過去はあっても未来は無いのね・・・大人の愛の物語ですね。体育会系の部活に熱中していた当時中学生だった私には、早すぎる内容でした。ただ何となくエロいかなとw。


同年10月に、同じくR&B界のスーパースターのマーヴィン・ゲイとのデュエットで話題となったアルバム『Diana & Marvin』に収録されたスタイリステイックスのカバー「You Are Everything」も、USではシングルカットされなかったものの、UKや日本ではシングル盤としてリリースされ大ヒットとなりました。

オリジナルは男性から女性への思いを歌う内容になっていますが、マーヴィンとのデュエット・バージョンは男性から女性へ、女性から男性へと、それぞれの思いを込めたものにアレンジされているそうです。

「君の全てになりたい、あなたの全てになりたい」「他の誰でもダメなんだ、あなたが全て」・・・もう、好きなようにしてくださいという感じです。


どこか濃い目のサウンドが特徴のR&B。ダンサブルなリズムには惹かれるのですが、あまりにベタに歌い上げるスタイルは、ある程度の免疫が必要な気がします。ダイアナの透き通った歌声は、この世界に馴染むのには丁度良いように思います。アメリカンなテイストの音楽に馴染むのにも、不可欠なワールドかなという気がします。

こうして段々と洋楽の深みにハマる私でした。


夢中になってラジオを聞いていた頃の思い出をこちらでも語っています。

この記事を読んでくださった方の思い出などもコメントして頂けたら嬉しいです。



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