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いったい何を見てるんだか

昨日は夫が休みだった。
「ただいま〜。」
「おかえり〜。」
荷物を置きに玄関から真正面の部屋に入った。
「なんか気づかんかった?四畳半に入る時。」
「?」
四畳半の部屋に戻ってみた。
「あ、ダンボール!まとめてくれたんやあ。ありがとう。」
「あー、それもしたけどさ。」
「え?」
「え〜、入る時、気づかへんかったあ?のれん。」
「あー!ありがとう。」

2往復してその度に手を前にしてのれんを分けて入ったのに気づかなかった。
しかも、のれんをかけたいねと言ったのは私だ。

気を取り直して(私が気を取りなおす立場ではないが)居間へ行った。
テーブルに肘をついてスマホをチェック。

「なんか気づかへん?」
「え!」
「ほら、テーブル。」
「あー、夏仕様やあ。ありがとう。いいねえ。」冷や汗が出てきそうだ…。
冬のこたつと違って色も違うし、小さくなってるし、長方形やし。

「他にも気づかへん?」
「えーー!まだあるん?私あかんねん…ほら、職場でもよく言われるねん…」しどろもどろ。

答え合わせをすると、時計もつけ変わっていたし、ハンガーをかもいにかけられるようにもなっていた。

昔から私は周りをよく見ていない。
職場でもよく言われる。
あれに気づかなかったの?とか、あの人いてはったやん、とか。

はい、気づかないの。
絶対目撃者にはなれない。

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