カスピ海ヨーグルトに思い入れがありすぎて
10日ほど家を留守にしている間にカスピ海ヨーグルトをダメにしてしまった。常温で10日も放置してしまった。家にいた夫に、なんでもっと早く気づいてくれなかったのかとちょっと責めてしまった。
近所の人からもらったヨーグルトの種で、もう20年近く作り続けていたものだった。
毎晩容器とスプーンを熱湯消毒。出来上がったヨーグルトの1匙から2匙を、消毒した容器に入れて牛乳を加えてそのまま1日常温で放置。
子ども達が家にいた頃は2つの容器を使って毎日途切れないように作った。2人になってからは1つの容器で2日おきに作っていた。
ジャムを入れたり、りんごやブルーベリー、きなこなどを混ぜたり…。とにかく毎晩いろんな風にして食べた。これは美味しい、とか、これにするとヨーグルトもフルーツも良さが消えちゃうねえ、などと話しながら楽しく食べた。なんだか思い出ばかり出てくる。たかがヨーグルトなのに。
長い間ありがとう。呟いてシンクに流した。
これからは熱湯消毒もしなくてよくなった。お店のいろんな味のヨーグルトもたくさん楽しめる。でも…。なんだか寂しい。思い出、作りすぎたかな。20年も作り続けてたことにどこか自慢のようなものもあった。
やれやれ、物に執着しすぎ。これも1つの断捨離。いい機会だったのかもしれない。
2人暮らしには多すぎる食器も、衣装ケースも、大きな戸棚も、そろそろなんとかしなくてはならないのかな。どれも思い出があるし、まだまだ使ってるからやっぱり先に延ばそう。
そういえば、ヨーグルトの種ってスーパーにもあるらしい。明日にでも探しに行ってみよう。笑