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【働きながら】教員に挑戦してよかった!

9月も残すところ僅かとなり、少しずつですが涼しい夜も増えてきました。
そんな僕は今月で教員を目指してちょうど3年が経ち、
先月発表された採用試験にも無事合格し、月末には正式に教員免許を取得します。

過去の投稿では教員を目指した理由や合格した時の心境などを語っていますが
今回は改めて3年間を振り返ると同時に
「教員に挑戦してよかった!」という率直な気持ちを書いてみようと思います。

心より体が先に動いた。

教員免許を目指したのは社会人3年目の秋
当時働いていた商社の営業の仕事もある程度こなせるようになった頃でした。

ちなみに僕が働いていた会社は給料が良く休みがしっかり取れるということもあり
かなりホワイトな優良企業だったと思います。
(人間関係も良かったです。)

それでも将来を見据えて「この会社で定年まで働くのかな?」と考えた時に
自分の中でモヤモヤする部分があって
やっぱりもっと毎日が新鮮で挑戦し続けられる仕事がしたいと思って
辿り着いた職業が【教員】でした。
※それまでに自己分析や転職についての勉強をしまくった!

結果的に通信大学への入学金(20万)を振り込んだことがこの挑戦の始まりだったわけですが、当時の記憶として覚えていることは「心より体が先に動いた」ということです。

当然、教員になりたいという気持ちは強くなっていたものの
本当に会社を辞めていいのかという不安も大きかった中で
最後の最後に自分の背中を押してくれたのは理屈や勝算ではなく
例えるなら、得体の知れない何かに操られたような感覚でした。

ああ、本当に入学金振り込んじゃったんだな。。。と家に帰ってから思いましたし
きっと当時は営業の忙しさやストレス、将来への葛藤など様々な要因が絡みあって
正常な判断ができる状況ではなかったんだと思います。
※これがリアル

これはあくまでも僕個人の例にすぎませんが、挑戦した人間の最初の一歩
変わらない日常の中で偶然生まれた勇気みたいなものなのかもしれません。
※意外と

転職は人生で最初の選択

これはあるビジネス書に書かれていた言葉なのですが、
僕は確かにそうだな、と納得感を持ってしまいました。

今の日本において学生が大学や専門学校まで行くことはある程度既定路線
それまでに選択する学問や部活、サークル、バイトなども
「自分で選んでいる」ように見えて実は周囲の傾向や意見に合わせて
「選ばされているだけ」という見方は大方間違ってもないのかなと思いました。

そして新卒で働く会社も同様
それまでに知っている業界や職種の中から興味のありそうなものを選んだり、
親や友人の影響を受けてなんとなく会社を選ぶといった学生がほとんどなんじゃないでしょうか?
※それ自体は全然問題ない。
※かく言う僕もそんな感じでした。

一方で転職は、社会人経験をした上で自分の現在地と将来設計を明らかにし
合理的な職業選択を目指すものです。

また日本では転職に対するネガティブなイメージがあったり
未だ転職する人が少数派であるということもあり
周りに流されて転職する人は少ないと考えられます。

そういった意味では僕らにとって
「転職は人生で最初の選択」なのかもしれません。

挑戦する人生を選んだ。

そんなこんなで僕は通信大学で教員免許取得を目指すことになり
仕事と勉強の両立に苦戦しながら、誰にも相談できない日々が1年以上続きました。
※最初は本当に免許取得できる日が来るのかと自分でも半信半疑だった。
※一番辛かったのは土日に接待の飲み会やゴルフに行かなきゃいけなかったこと。

しかし少しずつ(その頃は無心で)時間を見つけて勉強していた結果、
1年半程経って教育実習が近づいてきた時にようやく免許取得が現実味を帯びてきたという感じです。

そして会社を辞め、教育実習に行き、採用試験を受け、今に至るわけですが、
3年間を振り返って改めて、
「教員に挑戦してよかった!」と本気で思っています。

実際に僕はまだ教員として現場に立ったわけではないし
この選択が正しかったかどうかは分かりません。
※正しいってなんだろう?

これから辛いことや上手くいかないこともあるだろうし
何歳まで教員をしているのかも想像がつきません。

たまたま免許取得もできたし、採用試験も1回目で合格できたけど
その分失ったものもたくさんあると思います。
(20代で費やした時間、会社での地位や給料、商社マンとしてもっと成長できた世界線など)

それでも何より僕は「挑戦する人生を選んだ」ということ自体に
誰にも負けない誇り自信を持っています。

これはきっと、これからどんなことにも挑戦し続ける人生を生きられるということだと思っています。
※絶対にその方が楽しい!

僕は大学を卒業してそのまま教員になった人や
大学時代に教員免許を取得していた人よりは少し遠回りしたけど
本当の意味で「挑戦した」と言える経験を持っていると思うし
その経験は他のどんな財産にも変え難いものだと信じています。

だからもし教員が僕の天職じゃなかったとしても
「挑戦する人生を選んだ」というだけで
働きながら教員に挑戦してよかったと思えるし
これからも子どもたちの挑戦を応援するだけでなく
自分自身も挑戦する大人であり続けたいと思っています。


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