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小学校長だった私の個人事業主挑戦日記② 簿記にチャレンジ!

日商簿記検定3級の壁

個人事業主になったからには、当然ですが日々の経理を自分で行い、
確定申告も自分でやらねばなりません。
「経費、売上・・・そもそも、そういう概念がない・・・」
と不安を感じた、元・the公務員の私。
ふと、商工会議所で開講される簿記3級講座の案内が目にとまりました。
「会計ソフトがあるけれど、知っているに越したことはない!」

数字は得意ではないくせに、
何か気になると納得いくまで知りたくなる性分だったこともあって、
7回の講座に通い、簿記検定も受けてみることに決定。
「なぜに受講することになるのか⁉️」と
個人事業主の友だち数人に笑われつつ。

講座の内容は、ベテラン先生のおかげで本当にわかりやすい!
私のまわりは多分、
お仕事として経理事務をされているだろう方々。
「ちょっと私だけ場違いかしら」と感じつつ、
これまで知らなかった世界に、
はじめのうちは
「仕訳、楽しい♬」などと浮かれながら通っておりました。

が。
だんだん、内容が難しくなっていくにつれ、
やるべきことは理解できるのだけれど、
「判断、そして処理」のスピードが絶望的に遅い、という状況に・・・
模擬試験も受けてみましたが、その結果、
人生初、
「本試験を受ける前から、絶対に合格しないことを確信」しました。
時間内に問題が処理できない!
直前にもかなりあがいて問題を解きまくりましたが、
スローペースは変わらず、いよいよ本番に。

まだ私が試験問題を理解をしようと奮闘している中、
会場に響く、電卓を快調にたたく音。
「やっぱりプロはすごいなぁ。かっこいいなぁ。」などと
感心している間に時間が過ぎ、
そのまま奇跡が起こることもなく。結果、不合格。
3割しか合格していないとのこと、
そりゃぁ、私が受かるわけがない。

「やっぱり人間、向き不向きがあるのだ」と妙に納得しつつ、
31年間お世話になってきた事務職さんたちのすごさに思いを馳せ・・・

不合格だったけれど、変な爽快感がありました。
自分の生きてきた世界の狭さを いい意味で感じられましたし、
新しいことを知れた嬉しさで ちょっぴりキラキラした体験でした。
楽しかったな。簿記講座の先生、ありがとうございました。





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