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ショパン誌5月号、発売になりました!世界のピアノ教本探検は連載17回目。日本のピアノ教本(2)は、「ピーターラビットと学ぶはじめてのピアノ教本」にフォーカスしました。


このシリーズは、ピーターラビットと仲間たちが学習の進行役を務め、
基礎からピアノと楽典などの広い学習領域を楽しく学べる工夫が随所に施されています。
著者は、長年にわたって音楽教育家として幅広い活動をしてこられた北村智恵氏。
2004年初版の、ピーターラビット ピアノの本全3巻(全音楽譜出版社)を土台に、
新訂版として、前作と同じく3巻構成で2014年に(株)パナムジカ(CRESCENDO)から出版されました。
日本では、これまでにも、いろいろなキャラクターが教本や曲集に使われてきました。
印刷技術が向上し、カラフルな色使いの教本がたくさん出版されていますね。
子どもたちに興味を持たせる工夫がいっぱいのピアノ教本は、まるで絵本のような印象さえ受けます。
もちろん、内容だって、とても充実しています。
写真は、世界的ピアニストのランラン氏が書いたピアノ教本。
表紙だけでなく中身にも、たくさんの写真が使われています。
英語で書かれていて、短いアドバイスと共に、手の使い方の写真が登場します。
ランラン氏の演奏写真です。
このように、写真を使った教本も、今後増えていくでしょうか。
手の写真が教本に使われるようになったのはいつ頃からでしょうか。
私が持っている一番古い手の写真付きの教本は、バルトーク氏によるピアノ教本です。
写真は左から、ピアノ メソード(バルトーク=レショフスキー共著)、
Miyoshi ピアノメソード(三善晃著)、LANG LANG PIANO ACADEMY(ランラン著)
現代は映像とデジタルの世紀。
すでに、QRコードから無料で音源や動画が見れる教本が登場しており、
これからは、参考動画や音源が手軽に見たり聴いたりできるおまけ付き教本が、
ぐーんと増えるかもしれませんね。
時代の進化は目覚ましく、
AI がピアノ指導に活用される時代は、そう遠くないのかもしれません。

最後までお読みくださり、ありがとうございます。
またお目にかかれますように。。。

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