古森正和

ケアする人。 ケアする人をケアする人。

古森正和

ケアする人。 ケアする人をケアする人。

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『人はなぜ戦争をするのか?』読書感想文

『ひとはなぜ戦争をするのか』~読書感想文~ 1932年国際連盟がアインシュタインへ『今の文明において最も大事だと思われる事柄を、いちばん意見を交換したい相手と書簡を交わしてください。』この依頼から、選んだ相手がフロイト。そして、テーマとしたのが『人間を戦争というくびきから解き放つことはできるか?』 アインシュタインからフロイトにあてた手紙からはじまります。 『人間には本能的な欲求が潜んでいる。憎悪にかられ、相手を絶滅させようとする欲求が…。』アインシュタインは政治的な背景、

    • ケア

      この書籍の中で、『ケア』に関して、『生を肯定する』『小さな願いをかなえる』『ケアが共同的な営みである』ことが随所に語られている。 支援者である従事者や対人援助者の語りから、当事者とむきあい、関わる事での「ケア」の実際や支援者の葛藤や苦悩、当事者との関係性が生々しく記されている。 『ケア』はその人、そのもの生きる意味や存在を肯定すること 『ケア』はその人の小さな願いをかなえること 『ケア』は支援者と当事者との間にある人と人との営み どの事例やエピソードからも、『ケア』と

      • 人を理解する

        『共感』する。 人と人とのコミュニケーションにおいて大事とされる姿勢。 おそらく、この世の中に、様々なコミュニケーションの種類があり、学問、分野、業界、スキルや手法、手段…。どのジャンルにおいても『共感』という言葉は出てくるのではないだろうか。 『共感』 〜相手の話を、相手の立場に立って、相手の気持ちに共感しながら理解しようとすること〜 ※カールロジャースの(共感的理解より) それだけ、重要な姿勢である事がわかる。 と同時に、これだけ、多くの分野や業界、又は著名な人物が