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パン屋巡り1

今日は村上からトコトコ車を走らせること2時間半。
山形県酒田市にある「の様な」に行って来ました。

高速道路から鳥海山が見えるんだけど、今日は雲で下が隠れていて、雪が積もったてっぺんだけがお顔を出していました。
土地勘がない私はあの山はなに?!そもそも山なのか?!
富士山の幻覚なのか・・?って大騒ぎしてました。
そんなこと考えていたら、ナビはどんどんその山の方へ向かって私を誘導していくぅ。近い、近い。って思ってたらどんどん山に入っていく・・
もしかしてこれ何か霊的なものに導かれていますか?なんてビビりながら従っていくと小さい集落に到着。
一応ナビ通りに細い路地を曲がって向かうと、そこに小さいお店がありました(溶け込みすぎて一度通り過ぎてしまった・・)

暖簾をくぐって中に入ると、バンダナをつけた男性と背中には坊やがおんぶされていて、女の子が元気よく話しかけてくれる。大学生の男の子もお客さんで来ていて、店主さんとお話しされていた。
初っぱなから好きな感じだぁ〜、壁がない〜〜って感じでたくさんお話ししてしまった。
これからパン屋をやりたいことから始まり、窯のこと、パンのこと、発酵のこと、カビのこと、竹のこと、カゴのこと、学校のこと、子育てのこと、ニワトリのこと・・。
あっという間に1時間半すぎてしまってびっくり・・!
すごく豊かな時間を過ごしました。

窯は店の前を通っている川から拾って来た石が使われているそう。
窯を作るならレンガかな〜なんてぼんやり思っていたから、そんな発想はなくてとても参考になりました。
実は予定地の裏も川が流れているのです。こうやって繋がっていくのだねえ、嬉しい。
そしてやってみるとこうだったよ、こういう風にしたらよかったと思うんだよっていう店主さんのお話が本当に面白くて、色々経験している方の話って本当に濃いし、勉強になる。聞いてるだけでレベルアップするというか、経験値がたまる経験久しぶりでした。
何より、失敗は良いことのためにあるとか、無駄なことってないよなってあたりは、夫氏ともたくさん話して来た部分でもあって、とても共感できました。

そんなこんなしてたら、なんと店主さんが40cmくらいの竹を出して、
お子さんが持って来た竹にパン生地を入れて焼いてみた、と!(素敵すぎるぅ)
竹は縦に切れ目が入れてあるんだけど、硬くてなかなか開かない・・
力を込めて開けると、節と節の間に詰まった可愛いパン〜!たまらない!
一口食べる?ってこれまた素敵な提案をしてくれて、食べてみると
程よい酸味とシュワシュワな食感。あとほのかに竹の香り。噛むと甘みが出て来て何度も噛みたくなる味でした。ここでしか(というかこのタイミングでしか)出会えない味。尊い!

お店の内観は竹でできていて、天井に吊るされたモビールも、稲や栗、手作りのイラストとかでとても温かみを感じる空間。プライスのスタンドも竹でできていたり・・、一つ一つに物を大切にするという拘りが詰まっていました。

パンはルヴァン、ひまわり種のパン、有機カカオ/アーモンドのパンを購入。
ゆずのクッキーも買いました。
明日の朝食で頂きます。感想は後ほど・・・

帰りはそんな良い出会いを余韻に感じながら帰りました。
道の途中でカゴにするためのツルを取っていたら、
来た方の道から見知らぬおじいちゃんが歩いて来て声をかけられました。
話しているうちに仲良くなってしまって、おうちまで送っていくことに。
80歳を超えて桑川〜間島まで歩いて来たそう!(車で15分くらいかな?)
おじいちゃんの足では2時間くらい歩いたんだって、お元気かよ〜
私の仕事のこととか、おじいちゃんの仕事のこととか話ししながら楽しい帰路でした。

よい1日。今日はたっぷり眠れそう〜



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