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【ちょこっと連載】「福祉とスモールステップ」その②

お会いできて光栄です
けんです😊

今回はとても大きなテーマを取り扱っていくので、何回かに分けて投稿したいと思います📄

連載2回目の今日は、「スモールステップを意識している時」ということで、ご利用者さんの支援をしているときのことを書いていきたいと思います

私が大切にしている考え方

私が大切にしているのは、『できた』を積み重ねるということです

理由はいろいろあるんですが、
一番は「できると嬉しいから」です😊
ご利用者さんも、私たち支援者も、両方です

失敗をバネに練習を重ねるのもアリなのかも知れませんが、『できた』を積み重ねる事を大切にすると

「できるから楽しくなる」

「楽しいから続けたくなる」

「続けるからもっとできるようになる」
という好循環が生まれやすくなります🍀

分解、分解、また分解

実際に私が経験した事例なんですが
(正確には現在も支援継続中)

「歯磨きができるようになりたい」

というご利用者さんの支援を担当したことがあります😊
けん流に言うと
「歯磨きが苦手」を『歯磨きができた』に変えるお手伝いです

まず最初にするのは、歯磨きの手順を分解することです
ちょっと耳慣れないかも知れませんが、こんな感じです

①洗面所に向かう
②洗面台の前に置かれた椅子に座る
③歯ブラシセットを用意する
④うがいをする
⑤歯ブラシで歯を磨く
⑥うがいをする
⑦歯ブラシセットをしまう
⑧洗面所から出る

こんな感じです😊
ご利用者さんの状況によって、分解する項目を増やしたり減らしたりします

この状態から、
「支援者がお手伝いするもの」を省いていきます

今回のケースの場合、ご利用者さんが自分の持ち物を認識することが極めて苦手なので、③と⑦の項目は支援者がお手伝いします

一気に最後までできるようになろうとせず、
①ができたら②へ
①と②ができたら③(今回のケースでは④)へ

時々①や②が出来なくなることもありますが、そういう場合は無理して新しい段階には進まずに、少しずつ『できた』を積み重ねて行きます

今回のご利用者さんのケースだと、④の手順まで支援が進んでいます😊


次回は職員さんの研修や、実習生の受入れの時に意識しているスモールステップについて書いていきます

それでは今日はこの辺で

ありがとうございました
また会う日まで👋

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