【対人援助】「注意する時の言葉」を選ぶのは難しい、という話
今日も、昨日・一昨日の記事の続きです
生活支援員として働いていると、「良くない行動を指摘する」という意味で、ご利用者さんの行動を注意する事があります
今回は「注意する時の言葉」について思うところを書いてみます
できるだけ柔らかく言い換えたい
他のご利用者さんがいるタイミングで声をかけざるを得ない場合があることを考えると、できるだけきつい言葉は避けたいというのが本音です
・「入ってはいけない場所に入ろうとしてしまう」
入ってはいけません ⇒ 入らないでほしいです。向こうに行きましょうか。など
・「口に入れてはいけないものを口にしようとしている」
食べないでください ⇒ 好ましくないです。(持っているものを)離しましょうか。
・「人を叩こうとしてしまう」
叩かないでください ⇒ 優しくしてほしいです。落ち着きましょうか
じゃあ、全ての言葉を柔らかく言い換えればいいのかと言われると、そうとも言えない現場のもどかしさがあるんです
言葉の持つ意味を優先するケース
これはご利用者さんの障害特性によるんですが、柔らかい表現よりも言葉の持つ意味を優先するケースがあります。
・曖昧な表現が苦手
食べてはいけません ⇒ 「〇〇は食べません」
・文脈を理解するのが苦手
向こうに行きましょう ⇒ 「入りません」
注意とは少し異なりますが、私の職場に「終わりです」が伝わらないけれど「おしまいです」が伝わる人がいます。同じ意味でも
今日もモヤモヤ
昨日も書きましたけど、じゃあどうするのよっていう話ですよね💧
ケースバイケースであるという大前提で、それぞれのご利用者さんに適した声かけを日々模索しています。
本当に危険が差し迫っている場合は、瞬間的に厳しい言葉で注意をするときもあります。
その場の危険と引き換えに、ご利用者さんが感情をおさえられなくなってしまったケースも何度も経験しました。
また、「今までOKだったけど、急に気持ちが届かなくなった」という場合もありますので、一度決めたらそれでOKというわけにもいきません
難しい問題だからこそ、しっかり向き合っていきたいです😀
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