【対人援助】「注意するタイミング」は、想像以上にシビアで重要、という話
今日は昨日の記事の続きです
生活支援員として働いていると、「良くない行動を指摘する」という意味で、ご利用者さんの行動を注意する事があります
今回は「注意するタイミング」について思うところを書いてみます
タイミングだけを考えるなら
ベストなのは「その瞬間」です。理由は「注意」と「行動」が直結しているからです
1秒過ぎると「過去のこと」になってしまうご利用者さんも多いので、時間を置いて「あの時の〇〇は」と声をかけるのは良い方法とは言えない側面があります
(たとえ、「気をつけます」と言ってくれたとしても、「あの時」をはっきり思い起こせていない場合もあります)
じゃあ、全てのケースでその瞬間に声をかければいいのかと言われると、そうとも言えない現場のもどかしさがあるんです
個人の尊厳に重きをおくなら
「その瞬間」の注意にもどかしさを感じるのは、ご利用者さんが集団でいるときです
理由は2つ
①集団の中で個人を狙い撃ちしているような感じになってしまう
②注意が他のご利用者さんに影響してしまう場合がある
ある程度時間が経っても、自分の状況を判断できる人については、2人になるタイミングを作って声をかけることができますが、私の職場ではそれができる人のほうが少ないのが現状です
ジレンマの果てに
じゃあどうするのよ、っていう話ですよね💧
ケースバイケースであるという大前提で、
「集団の時は、身振りだけで「その瞬間」を制し、少し時間を開けて「個別に」声をかける」
という方法を取っています
本当に危険が差し迫っている場合は、声での注意をするときもあります。
また、「その瞬間」しか気づいてもらえないご利用者さんもいますので、ここはホントにケースバイケースです。
明日は注意する時の「言葉の選び方」について書いてみようと思います。
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