【福祉note】『たかさんと私』#37 私服に興奮する私
たかさんが一時帰宅する当日、私はいつものように病室へ向かいました。2ヶ月近く通っている病室ですが、今日はいつもと違いました。
私を出迎えてくれたのは、私服に着替えてベッドサイドに座るたかさんでした。制服姿しか見たことがなかったクラスメイトの私服を初めて見た時か! っていうくらいテンションが上がる私。
アディダス似合うわぁ〜!!
…1回落ち着こう。
そのまま予定時間まで過ごし、時間に合わせて玄関に移動し、タクシーに乗り込みました。最初の目的地は靴屋さんです。
タクシーに乗ること約10分。会話はほとんどありませんでしたが、たかさんの何とも言えない顔は今でも覚えています。
「靴屋さんに行きます。」
「はい。」
(余談ですが、たかさんの「はい。」は「うぃっ。」と聞こえます)
靴屋さんでは、セガワ先生の見立てで、足首のあたりまでしっかりと履くタイプのスニーカーを選びました。店員さんも試着やおすすめの靴を選ぶお手伝いをしてくれました。
誰がリーダーシップを取るでもなく、「チームたかさん」はここでもしっかりと同じ方向を向いていました。
たかさんの一時帰宅。ご自宅での様子についてお話していきましょう。
たかさんと私が奏でる【福祉の音】はまだまだ続きます。
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