支援の枠組みを広げよう『雷が苦手なご利用者さんへの対応』
お会いできて光栄です
けんです✌
読んでくださってありがとうございます🍀
今日は、支援の枠組みを広げようと題して、あるご利用者さんへの対応を書いてみたいと思います
早速ご登場いただきます📣
Lさんとお呼びしましょう
Lさんってどんな人?
Lさんは自分で歩くことができますが、生活のほとんどすべての動作に見守りや解除が必要です
時間や日付の感覚を理解することがとても苦手で、発話はありますが言葉のキャッチボールは成立しないことがほとんどです
音楽に好反応が見られる、とってもアクティブな女性です😀
Lさんが最も苦手なもの
笑顔が素敵なLさんですが、その笑顔が一撃で消えてしまうのが
「雷」です
雷が鳴ると、顔から血の気が引き、時には嘔吐を伴う様子が見られます
有効打は少ないけれど…
自然現象が相手なので、打てる対策は限られてきます
イヤーマフなどで防音する方法を試みましたが、すぐに外してしまい、行動として定着しませんでした
現時点で最も有効なのは、音楽などを聞いて気を紛らわせることです
音を完全に消すことはできませんが、表情が少し和らぎます😀
支援の輪を広げるということ
1人ではカバーしきれなくても、複数人で対応すればできるようになる支援がたくさんあります
Lさんへの対応がまさにそれでした🌈
普段から好反応が見られる曲や、お気に入りのやり取りを共有し、雷が鳴ったときには近くにいる職員がそれとなくLさんの近くに移動します
他のご利用者さんにも注意をはらいつつ、えづく様子が見られた場合に備えて、さりげなくゴミ箱を用意したり、マンツーマン支援ができる体制を整えていきます
※支援者が「雷モード」になってしまうと、それがきっかけでLさんが怖がってしまうことがあるので、あくまでもさりげなくがポイントです⭐
1人でやろうとせず、情報を共有し、支援の輪が広がったことで雷が鳴った時に皆が慌ててしまうことが格段に少なくなりました🍀
少しずつですが、対応できる職員さんが増えてきているので、これからもっともっといい支援方法が生まれてきそうな予感がしています
それでは今日はこの辺で
ありがとうございました
また会う日まで👋
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