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私のアプローチ 【時計が読めなくなってしまったご利用者さんへ】その②

お会いできて光栄です 
けんです✌

今回は、私のアプローチ 【時計が読めなくなってしまったご利用者さんへ】その②と題して、わたしが支援を組み立てるときの方法について書いてみたいと思います

その①はこちら↓

もう1度、同じご利用者さんに登場していただきます
Jさんとお呼びしましょう😊

その①のおさらいと進捗状況

ご家族さんの「Jさんが時計を読めなくなってしまった」、というご意見に対して、3つの可能性を考えました

①「時計を買い替えた」可能性
ご家族さんに確認したところ、時計が読めなくなってしまったと感じた時期の前後で、時計を買い替えたり、模様替えなどはしていない事がわかりました

⇒「生活環境の変化」は少ないと判断して良いと思う

②読み間違ってしまう時間帯の確認
Jさんは5分刻みで時計を読むことが出来るので、クイズ感覚で取り組んでもらいました

アナログ時計で、
5時30分を6時30分と読んでしまう
6時30分を、7時30分と読んでしまうことがある(10回中4回位)
11時55分も読みづらそうにしている印象を受けました

⇒長針と短針が重なる部分が苦手かもしれない、ということがわかりました

③視力の低下
追加で聞き取りをしたところ、ご家族さんから「朝6時30分と5時30分を間違ってしまうことが多い」という情報を得ることができました😊

視力の低下については詳細な情報を得ることができませんでしたが、部屋の明るさなどが時計の読みにくさに繋がっている可能性も見えてきました

②を軸にした支援方法を決定する

支援のパターンが定着してしまうと、そのパターンを変えることが苦手な特性があるご利用者さんもいますが、Jさんは比較的変化に対応できるタイプだったので、ある程度の試行錯誤をする前提で、

「長針と短針が重なる部分で混乱してしまう」
という見立てをしました

また、Jさんが昼食後に午後の活動が始まるのを待っている時間があるという状況に着目して、
ご飯を食べてから午後の活動までの間に「時計を読むクイズ」
をすることにしました😊

仮に、5時30分を6時30分と読み間違ってしまう状況が改善されたのに、家ではその状況が続くようであれば、③の視力低下や部屋の明るさなど、環境面でのサポートに軸足を移していく計画です✏

想像以上に真面目な記事になりました

こんな感じで支援の軸を決定し、必要があれば対応するメンバーを編成し、状況に応じた記録をつけ、再検討し…

というような段階を踏んで支援を組み立てています🌟

すべてのケースでここまで綿密にやっているわけではありませんが、
「けんって意外にいろいろ考えてるんだな〜🤔」
と思ってもらえたら嬉しいです


それでは今日はこの辺で

ありがとうございました
また会う日まで👋

「マスター、向こうにいるじゃんけん弱そうな顔した客に一杯」くらいの軽いノリでサポートしてもらえたら嬉しいです🌈「福祉の本を買う(知的に充実)」「シュークリームを買う(精神的に充実)」など、より良い記事を書くために使わせていただきます🍀