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【教科書と現場のギャップ】歩行介助は「患側」or「健側」?

お会いできて光栄です 
けんです✌

今日も3分で読める福祉ネタを配信していきます

っていうか今日は久しぶりに「福祉ネタ」らしい記事です😂


私の持っている資格

私は、介護福祉士という資格を持っています

介護を必要とする人の生活を支える知識と技術を持った介護の専門資格で、取るためには筆記試験と実技試験があります📄

片麻痺の人の歩行介助

試験を受けるにあたっていろいろ勉強するわけですが、その中に「片麻痺(身体の左右どちらかが動かない)の人の歩行介助」について学ぶ機会があります😀

少し難しいんですが、
麻痺のある方を「患側(かんそく)」
麻痺のない方を「健側(けんそく)」
といいます🦵

さて、ここで問題です
「身体の右半分に麻痺のある人の歩行介助をする時、患側(右)と健側(左)どちらに付いてお手伝いするでしょう」


正解は


原則として、患側つまり右側について介助するのが正解と言われています

サポートさせてもらう人の状況にもよるんですが、「麻痺側に転倒しやすいから」「杖などを使う場合は健側で持つため」というのが理由として挙げられます

どうしよう💦
今日はものすごくマジメな福祉の話題です

皆ついてきてくれてます〜?

現場でご利用者さんに言われたこと

「なるほどそうか、片麻痺のある人には患側から介助か」
けんはレベルが上った!

とはならないのが、障害のある人と関わる仕事の奥の深さであり、難しさであり、面白いところです

ある日、あるご利用者さんとお話をしていたときのことです☕
そのご利用者さんは、左半身に麻痺があって、車椅子を使っています

介護の資格の話から、介護福祉士の試験のこと、そして「片麻痺の人の歩行介助」の話になりました😀

その時にそのご利用者さんから
「私は健側を介助してほしい」
と言われました

「答え」はご利用者さんの数だけあると思う

そのご利用者さん曰く、
「私は歩く時に、健側に思いきり体重をかけるので、反対方向に倒れてしまう心配があるから健側についてほしい」
とのことでした

いやぁ…目からウロコでした🐟

もちろん患側から介助するのが原則なんだとは思いますが、杖の利用の有無や、麻痺の強さ、歩行の特性などによって、健側からの介助も選択肢に入ってくることに気づくことができました

前方や後方につくパターンもあるので、ご利用者さんの数だけ「答え」があるんだと思います

ご利用者さんとのコミュニケーションの大切さを改めて実感しました😀

それでは今日はこの辺で

ありがとうございました
また会う日まで👋

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