●亜矢・22歳・女子大生 先日、親友の美佳子から「弟がすごいものを見つけて教えてくれた」と電話がありました。信じられないことに、私のエッチが海外のエロサイトに投稿されているとか。 女性器も丸見えになっていて、彼女は「私なら自殺したくなる映像。まずは確認してみて」とURLを貼りつけてきました。こんなことができるのは、今つき合っている文太しかいません。 恐る恐る動画を開いてみると、正常位で腰を振り「あん、欲しいの。もっと奥まで来て」と悶えながら、最後は指を膣に出し入れ
●珠緒・24歳・OL 渋谷の街を歩いていたとこのことです。中年男性が「すみません。僕、映画監督ですが、知っていますか?」と歩きながら声をかけてきたんです。 「えっ、ごめんなさい」 「そうか…。フランスでは有名なんだけど、日本ではまだ無名なのかなぁ」 彼は頭をかきながら、苦笑いしました。それから真剣な顔をして「君こそスターだ。新作のヒロインとして映画に出てくれないか?」と言ったんです。実は学生の頃にファッション誌の読者モデルの経験がありました。だから「私は今でも光って
取材者と出会い、たった一度で心を開いてくれる人はめったにいません。やはり、どこかに警戒心が働いているのでしょう。しかし3回、4回と取材を回数を重ねるうちに、何となく通じ合える人は徐々に本音を出してきます。今でも忘れられないのは、40代の産婦人科医の言葉でした。 「僕は人の命を救いたいと思って医師になりました。ところが、現実はまったく違っていました。救う命より、奪う命のほうが圧倒的に多いんです」 それは中絶を意味していました。ある日、女子高生が友人と数人でクリニックを訪
ヒモを職業としてやっている30歳の青年、木村さん(仮名)から話を聞く機会がありました。「ヒモ入門」という本を出したいので、取材してくれないかと売り込みがあったんです。容姿はモデル級のイケメンというわけではないけど、長身で痩せ型、清潔感のある普通より少しいい男でした。 彼がヒモを始めたのは20歳のとき。この10年を振り返り、一般人がヒモとして食べるのはプロサッカー選手になるほど難しく、あまり勧められないそうです。というのも、時期が来れば必ず捨てられるから。 「フラれるの
僕が30代だった頃の話です。ある週刊誌に頼まれて、安岡力也に似たヤクザの幹部を取材したことがありました。彼は60歳でしたが、年齢よりずっと若く見えました。 その幹部が小学生の頃、先生に反抗したら全部1をつけられたそうです。3学期は通信簿を回収しないとわかっていたので、全部1に手を加え、4に書き換えたら、両親はたいそう喜んでいたと語りました。 この話がツボにハマってしまい、なぜか笑いが止まらなくなってしまったのです。そうしたら「君は面白いね。普通なら俺が怖くてみんな震
●真彩・25歳・OL 今月に入ってから、何となくブルーな気持ちになることが多く、気分転換が必要になりました。そこで、自宅の庭にあったモミジの大木にブランコを作って、ユラユラ揺られて癒されたいと考えたんです。 まずはブランコを作るためのロープを買おうと、近所の金物屋へ行きました。そこにちょうどいい太さのロープがあったので、レジに持ってゆくと、店番をしていた60歳くらいのオジサンが「何を考えているんだ?」と怖い顔をしました。 「このロープで首を吊ろうと思っているだろう?
僕は幼稚園を中退しています。高校や大学中退という話はよく聞きくけど、幼稚園はさすがに珍しいでしょう。その理由はあまり覚えていないんですが、6歳のとき先生の腕に噛みつき「そんな悪い子はもう幼稚園へ来なくていい」と叱られたのが原因でした。 父に「明日から行きたくないけど、どうしよう?」と言ったら、「じゃあ、おばあちゃんの家へ行ってブラブラしていればいいよ」と笑顔で答えたのを覚えています。なんと寛大な父だったのでしょう。今振り返ると、やはり幼稚園を途中で辞めてよかったのかもし
昔、一夫多妻を実践していた男性を取材し、その方法から結末までを一人称で記事にしたものです。男性から掲載許可を得ることができましたので、ここに公開します。 話を聞いてもらいたい 寂しい女を狙えばいい 誰でも男なら、一度は一夫多妻の生活をしたいと思うのではないだろうか?少なくても僕は、思春期からそんな願望を持ち、30代半ばでその夢を実現させた。以前、マスコミでは「ハーレム男」が逮捕されて話題を呼んだが、彼が新聞沙汰になったのは、「ここから逃げるとミンチになる」 などと、女
精神科医のインタビューをするときは、普通の医師より時間を倍も取らなければなりません。というのも、彼らは仕事で常に患者の話ばかりを聞いているので、たまには自分の話を聞いてもらいたくなるみたいです。 だから、予定時間が1時間だとすると、倍の2時間以上も一方的に話して止まらないことが多かったです。医師たちも、心に不安や葛藤を抱えているんです。 精神科医は患者から恨みを買う職業らしく、みんなその部分を恐れていました。たいていは、「病状がよくならないのは、薬の処方が悪いからだ
●美子・24歳・OL こんなに気分が落ち込むのはコロナうつなのか、それとも五月病でしょうか?とにかく、人と接することもなく、部屋でテレワークをこなしていたら、ふとしたことで泣きたくなってしまうんです。 これは誰かに会って解消しなければと思い、頭に浮かんだのがギャンブル狂のサブやんでした。彼はただのお友達だけど、何となく癒されるタイプです。 でも、こんな時期にどうやったら来てくれるか…。必死に考えた末、「シックスナインで勝負しない?勝ったほうが1万円ってことで…」と誘
僕がまだ20代だった頃の話です。突然、レズビアン女性を取材する仕事が舞い込みました。他の記者たちが嫌がって、僕に回ってきた仕事だったのです。 記者たちは「レズなんて男を攻撃したり、全否定する内容になるに決まっている」と言っていたそうです。都内のレストランで面会すると、相手は若い頃の天海祐希に似た女性でした。 「男はみんな独りよがりのセックスをするから、女性が不幸になっている。乱暴なアダルトビデオを見本にして学び、そんなことをされても痛いだけ」 彼女は微笑しながらこ
日本人は肩書きが大好きなのかもしれませんが、たいてい学歴に騙されています。高学歴の人は完成度が高く、頭もいいと刷り込まれているのでしょう。ところが取材をしているうちに、学歴なんてまったく信用できないと感じました。 有名大学を出ていても、悪いやつらは星の数ほど存在したのです。その昔、スーパーフリーというレイプ集団があり、主宰していた男は早大在学中で、その肩書きを維持するために留年までしていました。彼らは女子大生向けのイベントを開催しては、若い子を泥酔させてレイプしていたの
●奈津子・25歳・OL 私の彼はアイドル歌手にしてもいいほどのイケメンだけど、貧乏な星のもとに生まれました。まずは友人の保証人になって3年前に自己破産。 お父様は商売に失敗して闇金融から追われ、彼といっしょに6畳一間のアパートで2人暮らしだとか。外でエッチするのも寒い時期になってきたので、どうしようかと思っていたら「うちへ夜這いに来い」と彼から指令が来ました。 お父さんといっしょに寝ているところでエッチするなんて、死刑囚を無罪にするより難しいはず。でも、そのスリル
●絵里奈・23歳・美容師 物価が高くなっても、給料はなかなか上がらないので、思い切って風俗の副業で稼ごうと決めました。悪友の朋美が、「オナクラ」というジャンルの風俗でかなり稼いでいたので、前から興味を持っていて…。 仕事内容は男性のオナニーを見ているだけ。今は梅毒がすごく蔓延していて怖いから、体の接触がない仕事を選ぼうと思ったんです。彼女の紹介で面接へ行くと、今は応募が殺到して15人に一人しか採用されない狭き門だとわかりました。でも店長は「あなたは良家のお嬢様的な気品
●礼奈・31歳・主婦 私は既婚者ですが、25歳の独身男性と1年前からつき合っています。彼は同じ会社の後輩で、私から強引にモーションをかけて結ばれました。 普段は優しい彼ですが、警戒心がとても強く「俺たちの関係を誰にも話すな」と言われていました。 だけど、つい酔った勢いで同僚の真紀にだけ告白しちゃったんです。「彼女は絶対信用できる人だよ」と説明したけど、激怒した彼の気持ちはなかなか収まりません。 「いいか、『誰にも言わないで』って口止めするのは『言いふらして』と同
今から10年以上前のことです。ネット上にスレッドが立って、僕と柏木先生のどっちの作品かを当てるゲームみたいなことが流行した時期がありました。柏木先生の作品もだんだん笑わせる路線に変化し、2人の見分けが難しくなってきたのでしょう。 やがてどちらかを当てながら、それぞれの作品を批評されることが日常化しました。もちろん、批判や悪口もありましたが、8割以上は肯定的な意見で、とても嬉しく感じたものです。 一番印象的だったのは「こんな小説、俺にも簡単に書ける。楽な仕事でお金をも