1日保険 4社比較とおすすめの保険会社【ちょいのり保険 PayPayほけん他】2024年6月版
記事をご覧いただきありがとうございます。
現役で10年以上保険屋に勤める者です!
車を所有している方のほとんどは「任意保険」に加入し、
1年や3年などの保険期間で契約していますよね。
加入が「任意」だから任意保険と呼ばれていますが、
車を運転する以上は必ず加入すべきものと認識しています。
例えば車で歩行者をはねて重い後遺障害を負わせてしまった場合、高額な賠償金を自腹で支払えるなんて方は少数派です。
車を所有している場合は任意保険に加入しますが、所有していない人が友人から車を借りて運転する場合はどうでしょうか?
友人が加入する任意保険に本人限定がついていれば無保険で運転することになり、大変危険です。
そんな時に役に立つのが1日保険です。
セブンイレブン/ローソン/ファミマのほか、スマホやPayPayアプリでも簡単に加入手続きが可能です。
動画でも解説しておりますので良かったらご視聴ください!
1日保険とは
その名前の通りで、車を借りる時などに1日単位で加入できる自動車保険のことです。
各保険会社が販売しており、それぞれ微妙に補償内容や保険料が異なります。
誰の車に1日保険をかけることができるか
同居の親の車を臨時で借りる場合にも1日保険をかけることができます。
逆に、誰の車は1日保険をかけられないか
1日保険の対象となる車種
上から順に普通車、コンパクトカー、軽四です。3,5,7ナンバーなどと呼ばれる自動車ですね。
1日保険の対象外(保険加入不可)となる車種の例
身近なものでは軽トラが対象外です。
また、営業用自動車である緑ナンバー、黒ナンバーは対象外です。
1日保険の対象車種を簡単に見分ける方法を動画内で紹介しておりますのでご参考ください。
本題と4社比較表
さて、今回内容を比較するのは次の4社です
皆様もいずれかは見たこと、聞いたことがあるのではないでしょうか?
早速ですがそれらの比較表を掲載します。
各社共通の内容
各社共通の補償内容は次の通りです。
①対人対物 無制限
②搭乗者傷害保険 あり
③ロードサービス あり
④車両の補償(車両保険) 上限300万円・自己負担15万円の設定あり
②の搭乗者傷害保険について、注意点がありますのでちょっと深掘りします。
自動車保険のケガの補償って実は2種類あるってご存知でしたか?
1つは「人身傷害保険」
もう1つが「搭乗者傷害保険」
皆さんがご加入の自動車保険では前者の人身傷害保険、あるいは両方が付帯されていると思います。
両者とも運転者とその同乗家族の死亡/後遺症やケガの補償という点では同じなのですが、保険金の支払い方法が違います。
★ケガの保険金の支払い方法
・人身傷害保険
入通院、手術、交通費など、実際にかかった費用を補填してもらえる
→プラスマイナスゼロになる
・搭乗者傷害保険
事故で傷害を負った場合、その部位・症状により一時金(定額)を受け取れる
→治療が長期に及んだ場合、保険金では足りない可能性が出てくる
傷害保険金の支払い方法は次の通りです。
病院に5日通っても半年通っても受け取れる金額は増えません。定額です。
(後遺症が認められるケースは別ですが)
これが搭乗者傷害保険の注意すべき点です。
なお、ちょいのり保険とPayPayほけんは上記の通りで治療日数5日以上となった場合10万円〜100万円受け取れますが、1DAY保険とワンデーサポーターは一律10万円という点もおさえておきましょう。
各社の比較
(先ほどの比較表を再掲します)
ちょいのり保険/東京海上
1DAY保険/三井住友海上
ワンデーサポーター/あいおい
※この2社はMS&ADインシュアランスグループホールディングス株式会社というグループ企業につき内容がほぼ同じです。
MS=三井住友
AD=あいおいニッセイ同和
あんしんドライブ/PayPay保険(元請:損保ジャパン)
★PayPayほけんの優位点
PayPayほけんならではの強みが2点あるので紹介します。
①保険期間を12時間で加入できる
他社は24時間を引き受け最小単位としていますが、PayPayほけんでは12時間で加入することができます。
『ちょっと借りるだけだから補償は24時間も必要ない』
という方はPayPayほけんで加入すれば保険料を少し節約することができます。保険料は表にも掲載しておりますが、ここでは差額も記載します。
★わずかな差と思うかもしれませんが、そんなことはありません。550円あればすき屋の牛丼並盛が食べられます。
②車の補償を付けるプランでも即日加入ができる
これも他社にはないメリットです。
車の補償を付ける場合、各社申し込みから7日以上先ではないと加入ができません。ところがPayPayほけんだけは違います。
本人確認さえ実施すればどのプランでも即日加入ができます。
これ、ユーザー視点では大変ありがたい仕組みですが、保険会社からすると大きなリスクを抱えることになります。
動画内でも触れていますが、例えば
といったことができてしまいそうですよね。
自己負担15万円の設定があるとはいえ、修理代が高くなる場合は…
ただし、保険会社も対策を講じています。
疑わしい事故の場合は第三者機関である調査会社に依頼し、交通事故発生時の状況や損害内容などを詳細に調査します。
不正は必ず発覚します。保険には正しく加入しましょう。
保険の加入方法
次の通りです。
加入手続きに必要なもの
★申込時にナンバープレートや免許証情報などを入力する必要があります
おすすめの保険会社
個人的なおすすめはPayPayほけんです。
察しの良い方は前述のメリット2点を挙げた時点でお分かりいただけたと思います。
2024年6月現在、車の補償を付けたプランでも即日加入できるのはPayPayほけんだけです。
即日と言わなくても、例えば『3日後に親の車を借りる予定。でも車の補償もつけたい…』といった場面も想定されます。
ちなみにこのケースだと現状PayPayほけん一択となります。
加入手続きもPayPayアプリからできるので手軽ですね。
おわりに
当記事を最後までお読みいただきありがとうございました!
冒頭でも触れたように、当方10年以上現役で保険屋に勤務する者です。
今後も保険に関する有益な情報を発信していく予定なので、応援の程よろしくお願いします!
(YouTubeもご視聴いただけるととても嬉しいです)
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