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もうすぐクリスマス!大人こそ読みたい絵本「急行 北極号」村上春樹訳

今年もまたクリスマスがやってくる。

サンタさんにお願いしたいおもちゃとお年玉で買うことにするおもちゃを振り分けたり、クリスマスのケーキをいつ食べるか決めたり、年末年始の帰省の計画をしたり。

冬の陣は、家族揃って団欒するにも、その準備は忙しさ満載だ。

ところで今年小学生になった息子に、すこしお兄さんぽい絵本を読んであげたいなぁ、と思っていた。

そして、0歳のときからお世話になっている童話館ブッククラブで注文したのがこれ。

急行「北極号」 クリス・ヴァン・オールズバーグ著 村上春樹訳

絵本を開くと、その挿絵はまるで絵画のよう。
画集?

そして、訳文は村上春樹氏。

映画を観ているかのような世界観に引き込まれる。

主人公の子どもが汽車に乗ってサンタさんのところへいくファンタジーだ。

家に帰りクリスマスの朝に、サンタさんにもらった鈴を見つけると…

最後は衝撃的な結末に!

大人になってしまった私は、もう、子どもの世界へは戻れないのかな…とさみしく思いつつも、それだけ、子ども時代は特別なものなんだなぁと過ぎた過去を懐かしんだり。

子どもたちには、子ども時代に夢中になれるものを何でもいいから見つけて没頭してほしい!

と思うのだった…。

子どもにだけ見える世界って、いいよね、と思う。

今となっては昔に息子に読んであげた「もりのなか」もそう。

男の子が森に行き、動物たちとときを過ごす。
ふと気づくとお父さんが迎えに来ていて…

やっぱり大人と子どもの世界には見えない線があると思う。

思えば、私も子どもの頃、部屋の中で、自宅の庭で、空想遊びをしていた。

絵本や本の中の世界はその延長だった。

そんな夢の世界、物語の世界を大事にしてほしいなと思う。

私も大人になるまで子どもの世界でたくさん助けられたから。

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