見出し画像

忘れられない恋物語。新一年生にキュンキュンしてるうちに思い出すあのひとの恋。

清水の舞台から飛び降りるつもりで白状すると私はBL、ボーイズラブ作品のファンである。

って、別に、聞いた方も、「あ、そ。」って話なので白状するのも気楽なものである。

それに、素人考えではあるが、BLは近年メジャーな分野になったと思う。

いつの間にやらドラマも映画もたくさんあって、有名なアイドルが出演している。

しかし、特に第二子が産まれてからとにかく時間もゆとりもなくて、BL(主に漫画、ときに小説。場所がなくもっぱら電子版)も封印されている。

それが、最近、余力が出たらあの作品を少し見返したいなあ、くらいに意欲がチラつくようになった。

なぜか。

そう、私はキュンキュンする気持ちを思い出していた。
と言うと語弊があるが「この子は、将来、絶対にもてるだろうなあ!!!」と思わされる子を新一年生の息子の周囲に発掘して、とても、得意になっている。

つまり、新一年生の男の子の中に、キュンキュンする要素を垣間見て、モテ男発見ボタンを激しく押しているところである。

それでなんでBLに繋がるのかと言うと、どうでも良い話で恐縮だけどもとにかく聞いてほしい。

少女マンガで、キラキラした男の子に主人公の女の子が胸キュンしているとする。そうすると、少女マンガの中ではその女の子はトントン拍子に男の子に迫られてキュンキュンが止まらなくなり、高まっていく。そしてふたりは結ばれる(違ったらごめんなさい)。

少女マンガでは、キュンキュンしているうちに男の子からアプローチされる(場合が多い、と思う。違ったらごめんなさい!)。

ところがBLでは、主人公が恋心に気付いてからキュンキュンする胸のうちは長いこと秘められることが多い。キュンキュンの高まりがずっと胸の中で膨らみ続けて、途中何度か期待させられたり萎んだり、様々な試練を乗り越えて、キュンキュンが強化されていく。ハッピーエンドのときもそうでないときもある。

少女マンガのキュンキュンをフレッシュ、ピュア、ピンク色と形容するなら、BLのそれは発酵、成熟、いぶし銀というところだろうか。

さらに、BLは、2人の恋模様を柱の影からのぞきながら、双方の抱える恋心に同時並行でキュンキュンできる。主人公が意中の人を好きな気持ちにキュンキュンするのがBLで、自分が主人公になったかのようにキュンキュンするのが少女マンガというところか。

なんだか、行きすぎたので話を戻すと、新一年生のモテ男の金の卵たちについて。彼らの将来は明るい。大して男を見る目があるわけでもない私に見出されても微妙だろうけど、思想は自由と言うことで許してもらおう。

私は、彼らにキュンキュンする女の子たちの気持ちに勝手になって、切なくなってきた。このキュンキュンをこれからいぶし銀のように成熟発酵させたのち、モテ男論を論ずるなどなんらかの方法で昇華しないといけない。

その過程において、キュンキュンした気持ちを抱いた瞬間が走馬灯のように浮かんでは消えた。そのほとんどがBLのシーンであることに驚嘆したが、その中でもひときわ光り輝くキュンキュン作品は凪良ゆうさんの「美しい彼」というものである。

ヒラという男の、こじれたキュンキュンに私の心もツイストドーナツのようにねじれにねじれ、夜も眠れなくなったものだ。

凪良ゆうさんは、「汝、星のごとく」で今年本屋大賞を受賞された。美しい彼も、ドラマになったり映画化されたり、舞台になったりと大盛況なので一度は目にしたことのある方もいるかもしれない。個人的に「おやすみなさい、またあした」と言う作品には何度もキュンキュンして更に涙もした。

くどいけどまた話を戻すと、将来モテ男確定の新一年生のキュンキュンポイントとしては、こんな感じだった。

息子のすきな食べ物を覚えててくれたAくん

息子に後ろからチョンチョンして「おはよう」と言ってサッと去っていったBくん

息子のことをお母さんに熱心に話すCくん

並べてみるとえ?これのどこが?となってしまうがどの子の姿も、とてもすてきだった。(あれ?ただ息子贔屓の変な親バカなだけかも?)

これからも、キュンキュンの気持ちを大切に、潤いのある心で生きていきたいと思います!

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?