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お金について考える。リスクを取る練習は若いうちに、小さく始めるのが吉?
最近、転職の記事とマンションの記事を書いた。そして、昨日は夫とニーサの新制度の話をした。
転職、不動産購入、投資。
この3つについて考えたとき共通する考え方がある気がしていた。
それが何かやっと気づけたので記しておく。
転職市場
初めて転職したのが30歳だった。
最初会社に私宛に電話がかかってきて「ヘッドハンター」と名乗られびっくりしたが、よく聞くと業界の求人に興味がないか?という話だった。外資系企業には外資系企業専門のエージェントがあるし、業界別のエージェントもある。そんなことすら知らなかった。
その頃からいくつかのエージェントが入れ替わり立ち替わりで求人の連絡をくれるようになったが、もう10年も経ってラインナップが変わってきている。求人がハイレベルになっていくのである。
社会人経験が長くなってからさぁ、転職!と思っても怖いことがたくさんあると思う。
本当に通用するのか?
上手くいかなかったらどうしよう?
ローンが組みづらくならないか?
時短勤務者は取り合ってもらえないかも?
など。心配に値しないことにも悩む恐れがある。
もしパワハラで急いで転職したくなったとき、全く転職の世界に身を置いてないと(必ずしも転職を重ねる必要はない)、似たような求人がどんなペースで出てくるかわからず、焦っていまいちな転職をしかねない。常に情報があれば、「あの会社で求人が出るまで待とう」などと冷静に対応できるかもしれない。
同じ会社の中でローテーションしながらキャリアを築いていく意向であれば、転職市場に身を投じる必要はないと思う。
しかし、社内外広くキャリアの可能性を開いていきたい場合は、若いうちから、業界の求人やキャリアに詳しい人と接点を持っておくことは良いと思う。無料で有益な情報が絶えず入ってくるから。
ポイントは
若いうちから絶えず緩やかに情報を得ていく
そのためにキャリアの進展と共に自身のプロファイルをアップデートする
ことかな、と。
若いうちから、絶えず、緩やかに、が特に大切かと思う。
不動産購入
親から不動産を譲り受けた、とか、親の資金援助を得て不動産を買った、とか、なんらかの追い風がない限り若いうちに不動産購入に踏み切るのは勇気がいると思う。
今は個人が尊重される世の中なはず。
だが10年前にマンション購入に興味があって見学をしたら「結婚の予定が立ってから購入しては?」と男性のセールスに言われ意気消沈して断念した苦い思い出がある。
その時のマンション、なんと2倍に値上がりしている。
あぁ、あの時失礼な担当を無視して買えばよかった!である。(他の店で買えばよかった)
その後、夫と結婚し夫の購入していたマンションに住んでいる。買い替えを検討したとき、夫と私のマンションに対する知見や見解は雲泥の差があった。夫は、マンション購入に関していろいろなことに詳しかったし、上手にお金を借りつつ、貯めつつ、使う塩梅を心得ているように思えた。
私はひたすら「キャッシュフローは大丈夫?子どもの教育費は足りる?産まれてくる子どもが病気で働けなかったら手放さないといけないかも?値下がりしない?」と心配ばかり。
挙げ句の果てに、夫婦にとって絶好の買い時を逃した。
夫は私に激怒。今は買値の2倍の価格で取引されている。
もし10年前に1人でマンションを買っていたら。お金を借りること、不動産を売却したり貸したりすることを小さな規模で練習できたし、それを足がかりに、家族が増えたり収入が増えたりるすたびに、より見合った不動産情報が手に入ったかもしれない。
決して、儲けたい、とかではない。
賃貸もよいし、借金はしない、という主義もよい。
ただ、より効率的にお得に住まいを見つけたり、お金を有効に使うために役立つ情報の中に自分を置けたはよかったなぁ、と今になって思う。ローンを借りるのならもう厳しい年齢になってやっと気づいたこと。
不動産購入も、もしできるなら、若いうちに経験し、ゆるやかに情報に触れ続けていくのが良いのだろうと思う。
投資
20代の頃、毎日定時に帰る同僚がいた。
時は過ぎ、結婚し家を買ったというので同僚みんなで訪問した。
その少し後、退職したという。
驚くことに仕事はしていないとのこと。
そう、今流行り?のFIREというやつだ。
そんな言葉が流行るよりずっと前のこと。
その時の会社は普通の日系企業。
普通のサラリーマンなのに、FIREってできるんだ…。その時は驚いた。しかし、思い返せば彼はよく学びよく貯めつつ投資をして、目標額に到達して退職した。つまり、投資家として身を立てたのだ。
そんな彼には到底及ばないが、私もまだ狭くてコンロが一つだけの1Kに住んでいる頃から投資信託をしていた。
外資系投資銀行に勤めていた友人(彼もまた、若いうちにマンションを購入していた)に勧められたインデックス銘柄から始めて本を読んで(当時はまだYouTubeでは豊富に情報がなかった)コツコツ積み立てた。
利益はどれほどかというと、投資した額と同じだけの利益が出ている。2倍になった。
マンション価格も10年で2倍。
投資信託も10年で2倍。
(選ぶ銘柄による、もっと高くなった人もいるはず)
もはや、なぜ日本人の平均所得が2倍にならないのか疑問に思うレベル。
うちの父は、郵便局にお金を預ければ10年で2倍なんて言われた古い世代。もちろん元本リスクゼロの貯蓄推しだった。投資信託なんて、博打。その父に従うと、まるまるお金を捨ててしまうようなものだ。投資すれば2倍なのに。
もう、日本で若者が元本保証で貯蓄したら破綻するだろうなと思う。だからニーサ、イデコなのだ。私がそのことにもし、20代、30代と気付かず来て40代から初めて投資を始めよう!と思ったらどうなるだろうか?
きっと不安でいっぱいに違いない。
そういえばちょうど30歳付近に乗馬を習っていた。確かにお金はかかるけれど、私は毎月株の売却益で乗馬代を賄うのを目標にやっていたことを思い出す。良い勉強にもなるし、健康になるし一石二鳥。
投資といってもお手軽なものから高度なものまでいろいろある。積み立て投資信託は、私のように初心者でもズボラでも温かく受け入れてくれる。
若いうちから、細々とでも、やっててよかったと思える。
まとめ
人生は意外と短い。
転職、不動産購入、投資、など。
リスクを取るなら若いうちに小さく始める、が吉だと思った、という話。
どうしてもお金の計画は家族で左右されやすいので、見通しを立てやすくしたいなら結婚も子ども若いうちがよいんだろうな、とも思うけど人生なんでも思うようにはいかないものだ。
順調に進む人は本当にすごい、といつも思う。
(この記事に書いたことは、全てあくまで個人的な感想です)
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