今日のきみにはもう会えない
夜のお決まりは子供たちの寝顔を眺めること
かわいいな、かわいいな、どうしてこんなにかわいいのかな
ぶつぶつと独り言を言ってる
大好きだよ
と言って頭をなでなでする
上はもう6歳の息子に向かって
まだ許されるかな?
やることが多くて余裕がないときは
通りかかるときそっと寝顔を見る
寝顔は赤ちゃんのときの面影がよく出る気がする
でもやっぱり赤ちゃんの時の顔とは全く違う
長男が小さい頃の写真を見ると
ずっと顔が変わり続けていると気づく
長男と次男はそっくりだと思っていたけど
そうでもない
次男の顔も変わり続けてる
ああ、これだ
いつも、子供たちの寝顔を見るたびに気づかないふりをしていたセリフがある
バイバイ、今日のきみ
明日になったらもう会えないね
なぜだろう
親は子供に去られる運命なのに
いや、去らせなければならないのに
ぐんぐんと未来へ進んでいくきみをみて置いてけぼりを食らった気になる
ほんとは、未来のために先に進んで待っていないといけないのに
アルバムを見ているともっと小さかった頃のきみをまたもう一度抱きしめたくなる
弱虫な母親でごめんね
また明日もいっぱい大好きを伝えたい
成長して面と向かって受け取ってくれなくなったときのために、さらりと受け取ってもらえるような何か、好きな料理やかっこいい音楽、頼もしい言葉達も用意しておかないとね
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