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私のコーヒー時間。子鉄と母の週末に高輪ゲートウェイ。

今年から小学校に入った上の子と電車を観にあちこち行くことがめっきり減ったのはコロナ勃発の頃だった。

年少さんになり興味関心が電車からニンテンドーDSのあつまれ動物の森に移行し、おまけに不要不急の外出を控えるようになり…自然な流れだった。

電車の本や路線図を見たり、電車がたくさん見える場所に行ったり、車両基地のイベントに行ったり、電車に乗って電車を見たり、それはそれは楽しい子鉄時代だった。思い出すと泣けてくる。

今でも新幹線が通ると上の子に教えたくなるけど、かつてのように彼は目を輝かせたりはしない。

ちょうどコロナ禍到来の頃、東京で新しい駅が誕生した。

高輪ゲートウェイ駅だ。

車両基地のある品川に近く、ナイストレインビューが期待できるが実際ナイスだった話をしたい。

すっかり子鉄を卒業した上の子に寂しさを感じる暇もなく、世の中的に大変な時期に入りそうこうしているうちに次男が産まれて次男が電車を見たがるようになった。子鉄の再来である。

ある週末、上の子が保育園時代のお友達親子とお出かけするというのでパパと上の子を見送った。下の子は「ぼくもお外行きたい!」と靴下を必死に足に押し付けているので、下の子を連れて最寄駅を通過して公園にでも行くつもりでいた。

しかし。
最寄駅でフェンスのわずかな隙間から見える電車に手を振りノリノリの子鉄2号。

立ち去ろうとするとベビーカーから身を捩らせ涙を流し必死の抵抗。そこで私はなだめながら駅の入口までベビーカーをひき息子に問うた。

電車、のる?

聞くが早いか必死に改札内を指差す息子を見て無計画のまま電車に乗った。電車を見たいなら、電車に乗ってしまうのが早い。どんどんすれ違う車両に魅力される息子。

あまりに息子が窓の外の線路に釘付けになっていて、私はいくつかお目当てのトレインビュースポットのある駅を見送るはめになった。そして、古ぼけた子鉄データベースに登録のない高輪ゲートウェイに馳せ参じることになる。

結果として高輪ゲートウェイ駅は最高だった。

構内コンコースから車両基地が一望できて、各種車両と東海道新幹線の往来が見える。
改札を出て3階に行けばデッキがあり、スターバックスもある。

スターバックスにら外に出るとデッキに繋がっていてまたトレインビューを楽しむことができる。ベビーカーも余裕に動き回せる。

駅に戻ればベビー休憩室がある。おむつ替えシートや授乳室や調乳のためのお湯やらシンクがありベンチもある。こちらもベビーカーでも余裕の広さ。

ちなみに高輪ゲートウェイ駅は島式ホームでホームの端っこから見える行き交う電車の景色もまた楽しい。

子鉄2号とぶらり電車旅は高輪ゲートウェイでスターバックスでお茶をして一通りトレインビューを楽しんだのち再び最寄駅へ戻り終了。

ちょうど昼時なので、かつて子鉄1号と電車に乗る時に買ったおにぎり屋さんのおにぎりを買って帰宅する。また、子鉄データベースに楽しい週末の過ごし方が加わった。

第一子は夫婦で子どもの好みにつきっきりだったけど、第二子は上の子の予定との調整があるからどうなるかわからない。電車好きが高じていけばまた子鉄データベースをアップデートしていこうと思うし、上の子と違う遊びに興味を示すなら全く別の活動をすることになるかもしれない。

どうせ週末を子どもに捧げるなら、便乗してちょいちょい私のコーヒー時間を挿入しちゃおうと目論む母であった。

それにしても子鉄2号が子鉄を卒業するときの私のメンタルがやばそう…

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