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エフェクチュエーション実践講座③自分のできることを言語化し磨く

はじめに

 エフェクチュエーションを成功させる第一歩は、「自分自身の強みやスキル、情熱を明確にし、それを磨き上げること」で、これはエフェクチュエーション実践講座①の1つ目のポイントになります。

エフェクチュエーションを成功させる5つのポイント
①自分のできることを言語化し磨く
②SNSやnoteなどのオウンドメディアに発信する
③人的ネットワークを増やす
④やりたいことを言語化しお願い(おねだり)する
⑤やり遂げるメンタリティを常に持つ

著者作成


 自分のできることとは、例えば書き物をする、何かに詳しくなる、セミナーを主催する、イベントを企画して客を呼ぶ、有料化ブログを書くなどです。

 このようにエフェクチュエーションの中核となる考え方は、自分のできることを最大限に活かして未来を創造することで、特にビジネスの世界では、自身の強みやスキル、そして情熱を言語化し、それを磨き上げることが成功への重要なステップとなります。

 本稿では具体的な事例を通じて、どのように自分の強みを活かし、ビジネスで成功を収めることができるのかを探ります。

1. パーソナルブランディングの方法→ソーシャルメディアインフルエンサー

 ソーシャルメディアインフルエンサーAさんは、ファッションに対する深い情熱と知識を持っていました。彼女は自身の強みを「ファッションに関する深い洞察力」と「トレンドを読み解く能力」と決め、それを活かすためにInstagramとYouTubeを選びました。

 毎日のコーディネートやトレンド解説の投稿を通じて、徐々にフォロワーを増やし、最終的には大手ファッションブランドからのスポンサーシップを獲得。自分の強みを明確にし、それを磨き上げることで、パーソナルブランドを成功させました。やり続けることが成功のコツです。

2. 知識を生かしたセミナー講師→専門知識を共有

 Bさんは、デジタルマーケティングの分野で長年の経験を積み、その分野での専門知識を持っていました。彼は自分の強みを「デジタルマーケティングの専門知識」と定義し、セミナー講師としてのキャリアをスタートさせました。

 自らが主催するワークショップやオンラインコースを通じて、その知識を分かりやすく伝え、多くのビジネスオーナーから高い評価を受けるようになりました。専門知識を言語化し、それを共有することの価値創出を行う例です。

3. イベント企画者の成功ストーリー→コミュニティの力

 Cさんは、地域コミュニティを活性化させたいという強い情熱を持っていました。彼の強みは、「イベント企画と運営のスキル」及び「地域社会に対する深い理解」でした。

 これを活かして、彼は地元のアーティストやビジネスオーナーを集めたフェスティバルを企画。イベントは大成功を収め、地域コミュニティの結束を深めるとともに、参加したビジネスの認知度向上にも大きく寄与しました。自分の情熱とスキルを活かして社会に貢献する方法の一例を示しています。

まとめ

 自分の強みや情熱を明確にし、それを磨き上げることは重要です。エフェクチュエーションの考え方は、自分自身のリソースを最大限に活用し、未来を創造するための強力なフレームワークを提供します。

 筆者のまわりでもセミナー企画と運営でネットワーキングや講演力をあげている人たちが多くいます。

 事例として「ホケンノミライ」という保険関係のイベントがあり、「ガードテック検討コミュニティ」という有志団体が企画運営しました。こういうことが「自分を磨く、できることを言語化する」ということで、このような取り組みがエフェクチュエーションの成功をもたらすでしょう。

 ビジネスでの成功は、自分のできることを言語化し、それを継続的に磨き上げることから始まります。それぞれの成功事例は、エフェクチュエーションを実践することで、どのように個人の強みが社会に価値をもたらし、成功につながるかを具体的に示しています。

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