児童・生徒指導           ---「毒親が否定的な事を言う理由」より

まずは 
この記事で 
精神科医 しょう先生が お話されている 
毒親心理と 毒親育ちの子供たち状況 をまとめます

毒親 心理
 
 自分が「正しい」と思っている
  上手くいかないと決めつけている
  自立してほしくないと感じている

毒親育ちの子どもたちのおかれている状況
  厳しい門限を設けられたり
  親が気に入った 相手としか遊ばせてもらえない
  親の都合で 友達との 予定を急に 変更せざるおえなくなり  
  友達関係で 苦労する場合もある

理解しておきたいのは
健全な家庭で育った子供たちとは 心理面で隔たりがあるということです

担任をしていると 
このような保護者に 出会うことがあります
子供は 被害者なのに 
親には 加害者 扱いされる場合もあります

一つ事例をもとに 対応のポイントを 紹介いたします
  加害者をAさん 被害者をBさんとします

担任が 学校でのトラブル被害について 
Bさんの保護者へ電話連絡すると
 Bさんの保護者
  「本当にうちの子(Bさん)が 悪くないのですか?」
 担任
  「子ども同士でトラブルはあったものの 
   最終的に A君が認め B君に謝り解決しました」
 Bさんの保護者
  「厳しく指導しておきます うちの子の問題ですので・・」

担任としては 
「なぜこのような疑いをもつのだろう」
「話が伝わらなかったのは 気のせいだろうか 」
「こちらは厳格な家庭なのだろうか?」
と考えてしまいます

次の日 Bさん(被害者)
Bさん
 「先生 僕が 悪かったです A(加害者)さん に謝りたいです」
担任
「えっ本当? 
 そういうことだったの じゃあ あやまってきたら?」

担任は忙しく余裕がない時 
対応完了している内容に対して 
軽率な発言をしてしまうことがあります 
しかし 本人たちだけに任せると  
今後 二人の関係が ぎくしゃくしてしまいます
Aさんが Bさんへの 嫌がらせや
再度二人のトラブルが 
始まる場合もあります

ここで 担任はBさんの話に立ち合い 
話を聞くことが大切です
Bさんの 話が食い違っていたり 
話をずれている場合もあります

話がずれていたら 
Bさんと 直接面談することも必要です

担任がBさんと面談中 
「先生 お母さんには 今後は 絶対、直接連絡しないで!」
「次何かあったら お父さんに 伝えて!」
と 話してくることもあります

ここで 担任は 子供の意見を 
否定せずに 
対応するとよいです
その後は コーディネーターの先生や
管理職の先生方へ相談し
今後の対応を検討しましょう

今回の内容では
子ども疑う保護者の発言に気づくことや 
子どもを守るために 
小さなトラブルでも 
保護者との会話から 気づきがあった場合には
子どもだけの 対話で終わらせずに
担任が入ること
また 二人の会話の中で 前日と異なる話が出てきた場合
直接対話の時間を作ることの
ポイントをあげました

忙しいと 見過ごしてしまうことも あるかと思います
ただ 普段から辛い思いをしている 
子どもを なるべく救えるよう 
普段から 観察し 気づく力を 高めておきたいものです


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