日詩20240803『羽化』

今朝は本当に久しぶりに
ランニングに出た
6時25分に家を出て45分頃に戻ってきた
さぼっていると体力の衰えは著しい
生き延びる積りならもう少し走り込まないと
暫くして8時半頃から朝食
娘は間もなく塾の模擬試験に出掛けた
部屋の掃除などしているうちに
妻が居間でワァと声をあげた
行ってみると　サッシ窓と網戸の間に
一羽の蛾が挟まっている
昨夜網戸のまま私らが寝ている間に羽化して
エアコンをかけようとして妻が窓を閉めた時に
挟まってしまったのだろう
慌ててサッシ窓を開けようとしたが
窓枠に挟んでしまうと分かり
網戸を外から外そうと
私と妻はベランダに回って
網戸をそっとどかして写真を撮った
幼虫の時に調べた通り　キイロスズメ
黄色や朱色のアクセントといい
緑ががった色合いといい
精悍さとマッシブさを併せ持つ形といい
なかなかにカッコ良くて好きだ
（幼虫の糞は黒くて丸くてデカイのだが）
そのうちに飛び始めて
日除けのすだれをかわすと
我が家から飛び去っていった
居間の籠にはまだあと一つ　蛹がある

2024/8/3　大村浩一