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ブラスバンドの好きなところ【ソロコルネット編】

おはようございます。英国式金管バンドImmortal Brass Eternally(通称IBE)でeuphonium,baritone hornを吹いていますモアイです。

自分の担当ではないパートの事を書くの難しいですね。勉強不足がとてもよくわかります。
コルネットパートは人数も多ければ役割も多くて、書ききれないため分けて順番に書いていきたいと思います!


コルネットとは


やわらかくまろやかな音色を特徴とし、マウスピースの形状はトランペットに比べてカップがV形状で深さが深く、スロート径の大きいものを用いる

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

トランペットと比べても柔らかい音色と機動力に優れ、ユーフォやホルンに良く溶ける。英国式金管バンドになくてはならない主役の一角。

トランペットともフリューゲルとも違う。柔らかいのに軽やかで、コミカルなキャラクターからビブラートの美しいベルベットトーンも大好物なブラスバンドの花形です。

ソロコルネットの役割


大家族のコルネットはブラスバンドの中でパートが9~10席あり、前列に座る4~5人をソロコルネットと呼びます。
吹奏楽ではクラリネット、オーケストラではヴァイオリンが担当するような役割を金管楽器でやっちゃったらそりゃもうすごいことになります。

ブラスバンドの曲を聴いたときに、人間離れした連符や鬼ムズフレーズが聞こえたら大体このパートが演奏しています。

あんなの吹けない!ブラスバンド無理!

………大丈夫です。ソロコルネットが人外なだけで他のパートは人間でも楽しめます。


推しポイント


なんでそんなの吹けるの!?なんて曲芸。

柔らかく溶け切って、誰が吹いてるのかすらわからないテュッティ。
かと思えば向かい合ったトロンボーンと目を合わせながらファンファーレ。

早く本番終わらせて本番(飲み会)に行きたい人率ナンバーワンな所も含めて最高にぶっ飛んでいます。

バンドの顔。プリンシパルコルネット


ここを紹介せずにコルネットを語れません。
オーケストラのコンサートマスターがバイオリン全体の音色を支配し、ひいてはオーケストラ全体のキャラクターを決定するように
コルネットのトップ奏者を【プリンシパル】と呼び

コルネットに書かれるほぼ全てのソロを担当します。

ここに座る人が人間を超越しているために周りからコルネット怖い…と言われます。(そんなことないよー。と言いつつちょっと嬉しいでしょ)

【アシプリ】の職人芸


良いプリンシパルには良いアシスタントが必要。
プリンシパルの隣に座り、双子かのようにぴったりと音をつける。

時にはソロの前で、休みたいプリンシパルの代わりに全体を引っ張る。
ある意味プリンシパルより難しい仕事をこなし、プリンシパルを引き立てる。

最高に渋い職人芸。大好きです。

4人ワンチーム


オケのTPパート4本というよりはHrパートに役割分担が似ています。
1&2でワンセット。3&4でワンセット。

プリンシパルが休んでいれば、2,3,4で3本セット。

常にチームを組んで難しい楽譜をこなします。
たまに有給休暇も取得できます。


ブラスバンドの高音域を一手に引き受ける


低音域を担当する楽器の多い編成でコルネットパートの中でも高音域側を担当。
ソプラノコルネットと一緒に命削って、磨き上げたハイトーンはブラスバンドの代名詞の一つです。


まとめ


オーケストラのバイオリン。吹奏楽のクラリネット。

一番難しい楽譜を演奏して当然。トップ奏者はバンド全体のリーダーであるべき。(そんなことはない)

えげつないプレッシャーの中美しいメロディを演奏しきるソロコルネットにはバンド全体から常にリスペクトを向けられます。

一人では無理でも四人で肩を組み仕事を完遂するコルネットは一人で頑張りすぎないことを知っています。

………内情がどうなのか知りませんが、ユーフォ側から見たコルネット感でした。


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石田モアイ🗿Brassband
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