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自己との対話日記2~自分にとって必要なもの~

振り返れば20代の半分は自分を矯正することに費やしてきた。成長もあったけどそこから先に進めなくなった。
だから思い切って伸びやかに生き直してみたい。

必要そうに思えることと本当に必要なこと

「講義、出ようか迷ってる。出たほうがいいとは思う。」
「なぜ?」
「これからやりたくなった時に必要そうだから。」
「それだけ?」
「うーんと、自分の研究のおもしろさと出会い直せるかもしれないから。」
「あとは?」
「研究を通して人と話せる楽しさを味わえるかもしれないから。」
「それなら講義でれるか打診してみればいいんじゃない?」
「うーん、ただなんか怖くて。」
「怖い?」
「そう、怖いというか自動思考で比較するのが目に見えていてまた辛くなるんじゃないかと。」
「あーなるほど、つまり以前の記憶がちらつくということ?」
「うーん、過去の記憶というより、自分ができなかったらどうしようとか。もういい年なのにこんなのもわからないのかとか、数年前と比べて変わらんじゃんって思われるかもしれないって。」
「あーそういうことか。またどうみられるかを考えているんだね。いいんじゃない?それはそれで。あなたはどうしたって人の目が気になるんだから、それはもう仕方ない。堂々と気にすればいいさ。
「じゃあどうすればいいのかな。」
「どうもしなくていいよ。逃げるとか逃げないのかそういうんじゃない。やりたいと思うなら、やるべきタイミングなら近いうちに動くようになるから。それを待てばいい。今すぐに決めたって多分オートで自分にプレッシャーかけることになるから。」
「選ばなくていいってこと?そんなことが許されるのか不安だよ。なんていうか、選ばないと後悔するんじゃないかって。」
「後悔してもいいんじゃない?それもそれだよ。もう無理して何かをするのは一旦やめてみようよ。無理せず過ごしていくことで見えるものもあるよ。どうせ僕らはいつだって何かを失い続けているのだから。
「そうか、それなら一旦待ってみる。今日は今日できることをやってみる。」
「うん、そうして。また明日会えるといいな。」
「そうだねありがとう。」

今日も感情と向き合う練習。
正直、冷静になったらこれでええんか感はあるんだけど、とはいえ自分から出てきた考えではあるからこれを採用してみようと思う。
思い切って待ってみる方式。


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