![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/134493371/rectangle_large_type_2_506e5f2be1e695fedb36cf77c69e0d44.png?width=800)
Photo by
nekonogara
「うまく」はいらない
最近「舟を編む」のドラマにハマってる。
いつも「良!!」となるシーンがあるんだけど、いつかの回でこんな会話があってね
「うまく言えないですけど…」
「うまくなくていいです。それでも言葉にしてください。今あなたのなかに灯っているのは、あなたが言葉にしてくれないと消えてしまう光なんです」
わたし自身、「うまく言えない」ってよく言っちゃう。
書くことについても同じで、「うまく書けないいい」って毎度思う。
前のアカウントでは、一度書くのをやめてしまってたし、
なんなら論文はもう書くのが怖くて仕方ないし。(論文に関しては書く以外の問題もあるけども)
何かをするときに「うまくやらなきゃ」「うまくやりたい」って思ってる自分がいる。
それも不安だったり失敗が続くと、どんどん「うまく」の呪いを強めていって、そのうち思ったことや考えたことがあっても、でもわざわざ言う・書く必要ないよな…なんて思って引っ込めちゃうようになった。
こういうときに、自分で自分に「うまくなくていいんだよ、それでも少しずつ発信していこうよ」って言えたらよかったんだけど、なぜか自分の背中を強めに蹴り飛ばすようなことしかできなくて、寄り添えない。
だから、この「舟を編む」のセリフを聞いてずいぶん勇気をもらった。「うまく」なくなって、だれの目に留まらなくたって、これはたしかに自分のことばなんだよね。
ちょっとずつ「うまく」呪いを解いてゆきたい気持ちです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?