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「うまく」はいらない


最近「舟を編む」のドラマにハマってる。

いつも「良!!」となるシーンがあるんだけど、いつかの回でこんな会話があってね

「うまく言えないですけど…」
「うまくなくていいです。それでも言葉にしてください。今あなたのなかに灯っているのは、あなたが言葉にしてくれないと消えてしまう光なんです」

ドラマ「舟を編む」


わたし自身、「うまく言えない」ってよく言っちゃう。
書くことについても同じで、「うまく書けないいい」って毎度思う。
前のアカウントでは、一度書くのをやめてしまってたし、
なんなら論文はもう書くのが怖くて仕方ないし。(論文に関しては書く以外の問題もあるけども)

何かをするときに「うまくやらなきゃ」「うまくやりたい」って思ってる自分がいる。
それも不安だったり失敗が続くと、どんどん「うまく」の呪いを強めていって、そのうち思ったことや考えたことがあっても、でもわざわざ言う・書く必要ないよな…なんて思って引っ込めちゃうようになった。

こういうときに、自分で自分に「うまくなくていいんだよ、それでも少しずつ発信していこうよ」って言えたらよかったんだけど、なぜか自分の背中を強めに蹴り飛ばすようなことしかできなくて、寄り添えない。

だから、この「舟を編む」のセリフを聞いてずいぶん勇気をもらった。「うまく」なくなって、だれの目に留まらなくたって、これはたしかに自分のことばなんだよね。

ちょっとずつ「うまく」呪いを解いてゆきたい気持ちです。



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