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人間の矛盾、パラドックス【キャリコンサロン編集部】

おはようございます。

今週も3週間前に息子が持ってきた風邪により、
家族全員咳をしながらもなんとか通常の生活をしております😵

毎週、どなたかが読んでくださるので、書く習慣になっています。
ありがとうございます🤗🍀

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キャリコンサロン編集部では、
さまざまなエリアで異なる活動をしており、性別・年齢もさまざまな国家資格キャリアコンサルタント、キャリコンサロンのメンバーが、
毎週、異なるテーマを決め、そのテーマに沿ったnoteをそれぞれ綴っています。


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本日、67回目の投稿です。

キャリコンサロン編集部マガジン、
今週のテーマは「私のパラドックス」です。

パラドックス。

聞いたことあったけど、全く意味をわかっていませんでした。

今回のテーマは、書くの難しいぞ~と思いながら、ネットでリサーチ・・・。

パラドックス〘 名詞 〙 ( [英語] paradox )

一見、不合理であったり矛盾したりしていながら、よく考えると一種の真理であるという事柄。また、それを言い表わしている表現法。逆説。
[初出の実例]「俗人の考ふる全智全能は、時によると無智無能とも解釈が出来る。かう云ふのは明かにパラドックスである」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉五)

論理学で、ある命題と、それの否定命題が共に成り立つと結論され、その推論の中に誤りがあることを明確に指摘できない二命題。逆説。

常理に反する説で、その説に反する正当な論拠を見いだしがたいもの。逆説。

精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について

調べてみたらみるほど、難しい言葉だということがわかりました。

普段の会話では使わないかなぁ・・・。

「私のパラドックス」と言われても、ぱっと思いつきません・・・😵💦

なんだろう。

そんななか、この記事が目にとまりました。

「矛盾に満ちた世界で“二者択一”の抜け道を探る」

面白いタイトルです。

この中に書いてあることを、少し抜粋してみます。
(※フリーランスという言葉があったので、内容がそのまま当てはまっているわけではないですが、関連する例としてそのまま引用します。)

●思い切ってフリーランスになったものの、会社のネームバリューが使えず、思うように顧客をつかむことができなかった
●会社員かフリーランスか?
●フリーランスとして自分が本当にやりたいことをやりたいけれど、会社員としての安定も手放したくない……(感情パラドックス)

またまた、このブログの後半で印象に残った部分を引用します。

「人間はめんどくさいけれど、愛らしい存在」

矛盾を解きほぐすためには、「人間はめんどくさいけれど、愛らしい存在である」という前提に立つことが大切です。
「めんどくさい」とは、ついつい矛盾した感情を持ってしまう人間の様子のことを指しています。

パラドックスの問題は組織に限りません。
むしろ個人的なことにこそ、矛盾があらわとなります。
たとえばコロナ禍を経て、地方移住やリモートワークにシフトした人も周囲に数多く、羨ましいと思う一方、
「地方で自然に溢れた暮らしをしたいけれど、都会の便利な生活を手放したくない」
「一人で働くのは気ままだけれど、ずっと一人なのはさみしい」
などと、「どっちやねん!」と自分にツッコミを入れたくなることもしばしば。
そんな矛盾した感情が生じるのは、ごく自然なこと。
それこそが人間の本質でもあるのです。

これは、わかる!

自分めんどくさいな、と思うことありますね。

こっちをとるとココはいいけど、あっちが不満・うまくいかない・・・の繰り返し。

どっちやねん!と、日々一人ツッコミのエンドレス状態ですね。

そう思うと、
私が今、夫の転勤による働きづらい、という課題を解決するために、
フルリモートで働くという合理的な選択をとることにしましたが、
転居しても仕事を続けやすいという課題解決がある一方、
1年経って、ずっと家で仕事をするのがややしんどくなっています😓

これって、私(特有)のパラドックス・・・?
(人によっては、フルリモートで満足している人もいるだろうけど)

はたまた、
地方に定住したい、地方で子育てしたいという強い思いもありますが、
きっと地方に定住したところで、解決する問題がありつつも、
おそらく首都圏から地方にいったらいったで、
仕事が少なかったり、干渉が多かったり、人間関係が狭かったり、子どもの習い事や課外活動のバリエーションが少なかったり、教育環境だったりと、予想していないことも含めて、いろんな不満も出てくるのでは?ということが容易に想像できます。


都会から地方移住を考えると、
全国各地で募集・活動している「地域おこし協力隊」も、取り組みとしていい面もあれど、現実難しい課題もあったりしますよね。


同じパラドックスの例として、もう一つおもしろい記事を見つけたのでシェアします。

幸福のパラドックスとして、
年収が一定程度上がりきると、逆に幸福度が下がっていくという研究は比較的有名ですが、

似たような他の記事をみつけました。

”「幸せにこだわると逆効果」
いま知っておくべき3つの心理的パラドックス”

こちらの記事から印象に残った部分を引用します。

何が自分を幸せにしてくれるのかはわからないので、実際の役に立たない戦略をとってしまうのだ。

たとえば、多くの人は(他人のためではなく)自分のためにお金を使えば幸福度が上がるはずだと信じているが、実証研究によると、自分のためにお金を使う人は、他の人のためにお金を使う人よりも幸福度が低いという逆の結果が示されている。

↑これは、たまに聞く話。
人のためにお金を使った方が幸福度が上がる、ということ。

「逆境からの心理社会的利益」と呼ばれるこの現象は、社会的支援の増加、愛着不安の減少、愛着回避の減少につながった。
その結果、ハリケーン経験グループは、ハリケーンを経験することによって、実際に質の高い日常生活を送っていることが明らかになった。

ストレスには意外なほど心理的な利点があり、特にコミュニティの中で人との絆を深めるという意味で有効だという。

「ストレスの多い体験の後には、人と関わりたいという本能に従いましょう」と助言する。
「新しい関係を築いたり、既存の関係を強化したりすることができて、その両方が将来あなたの利益になるかもしれません」

集団的トラウマがコミュニティを救う、とのこと。

災害などのトラウマレベルのストレスではなく、
日常生活において、ストレスは良い影響も与えてくれるんですよね。

日本は災害が多い国だから、それによって人の団結も地域ごと、国全体で高まっているという良い側面もあるのかもしれません。

これとは別に、個人レベルでも、
レジリエンスの力を高められる側面もあるのかも。


今日の記事を書いていて一番いいなと思ったのは、
人間はめんどくさいけれど、愛らしい存在」という言葉。

パラドックスが生じるからこそ、
(文章にすると難しくなりますが、)おもしろいこともあります。

どっちやねん!と日々自分ツッコミしながらも
紆余曲折した人生を楽しめるのも、感情がある社会的生物の人間ならではなのかもしれませんね。


それでは、今週も残り二日!(やった~😆
2024年上半期を締めくくりましょう。

それではまた次回♪

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