自己理解プログラムはお勧めしない

結論

とりあえず、クリフトンストレングスを受けよう。
未来志向・目標思考どちらも20位以下の人はやめた方がいい。
未来志向・目標思考のどちらかが10位以内の人には結構お勧め。

なぜ?

ストレングスファインダーの診断結果で、未来志向・目標思考のどちらかが10位以内の人(正確には自分の上位資質だと感じられる人)はプログラムから得るものがあると思う。こういう人は、ビジョンと目標を立ててそれに向かって頑張るというプログラムの趣旨と相性がいいからだ。おすすめ。

逆に、未来志向・目標思考どちらも低いが、このプログラムで自分の行動動機となるビジョンや目標を作りたい人には正直勧められない。ストレングスファインダーにおける下位資質は、克服するものでは無く上位資質で補うものだからだ。

このプログラムには、未来志向・目標思考が低い人(要は私)がキラキラした未来を描いてそれに向かって頑張ろう!と思わせるだけの仕組みは無かったし、それは仕方のないことだ。だって下位資質なんだもん。未来や目標にわくわくしないから下位資質なのであり、プログラムのいう仕事の目的やビジョンを立てたところでやる気にはつながらないのだ。
仰々しいやりたいことなんか無くたって成果は出せるし、実際私は出してきていた。これがプログラムで私が出した結論だ。身も蓋もねえ。

未来志向・目標思考が低い人は、普通のコーチングを受けるといいと思う。クリフトンストレングスを用いたコーチングもあるので、自分と似た資質のコーチを探して話を聞いてもらうといい。その方がパーソナライズされたコーチングを受けられると思うし、安上がりなはず。

正直、プログラムのコーチの質は微妙と言わざるをえないし(最近事件を起こして捕まった人がいる)(紹介ページをみた限り、知名度のあるコーチング資格を取得していないと思われる人も多く、技術に疑問が残る。資格が全てではないが、かなり濃いパーソナルな情報を開示するわけで、意欲だけはあります!みたいな人に話したいのか?ということ。)、コーチング時間も一回30分と短い。
何より、コーチング時間の立ち位置はワークが終わったかどうかのチェックだ。ワーク自体が合ってない人への根本的なフォローは無い。

迷ってるんですけど

オンラインイベントに積極的に出れば得るものはまああると思う。逆に言うとオンラインイベントに出ないなら絶対にやらない方がいい。オンラインイベントには恥ずかしがらず初日から参加すべし。

自我・社交性・親密性あたりが上位で、誰かと関わるとモチベーション上がる人は必ずXアカウントを作った上で開始しよう。

コミュニケーション高くて、内省・分析思考が低い人にはおすすめしない。普通のコーチングを受けよう。ワークは基本一人でやるし、前述の通りコーチング時間は短い。文章化が苦手すぎてプログラムを辞めた人を見たことがある。考えの文章化に苦手意識があるけどプログラムに参加したいなら、話しながら考えられる環境を用意しておくのがいいと思う。Xで壁打ち1on1募集してる人がいるから、遠慮なく使わせてもらおう。

逆に内省・分析思考が高く、誰かと関わってもモチベーション上がらない人は普通のコーチングを受けるのがいい気がする。内省・分析思考が高いなら一人でワークを進められる可能性が高いので、このほうが安上がりなはず。

個別化が高い人はコーチ選びに慎重になった方がいいと思う。無自覚で相手に合わせることができるので、それが行き過ぎるとなんか微妙なんだけどなんでだろ?と思いつつコーチのペースで無難に進行させてしまう可能性がある。コーチを満足させるな。

運命思考が高い人もコーチ選びに慎重になった方がいい。なぜなら運命思考が高い人の考え方は独特なことが多く、運命思考が低い人には理解できないからだ。

適応性が高くて「自分は問題が起きたら対応するけどそうでなければやらないな」という自覚があるなら、プログラム参加はやめた方がいい。"ビジョンと目標を立ててそれに向かって頑張る"ことを体得できず金を無駄にする可能性が高いからだ。事が起きたら対処出来るのは素敵なことなので、普通のコーチングを受けてそこを活かす方法を考えよう。苦手な事に取り組む必要はない。

クリフトンストレングスについて理解を深めたい、自分の資質について理解したい人はクリフトンストレングスの公認コーチを当たるべし。

精神疾患で病院にかかっている人はコーチングを受けてはいけない。心の中の柔らかく繊細な部分が刺激される可能性が高く、それはコーチングの範囲外だ。

コーチ選び

コーチを選ぶ時は、相手のバックグラウンドを見て、自分の抱えている問題を解決できるか考えよう。特に前職をよく確認しておかないと、具体的な職種や今後取り組むことを話した際に「へー」と言われるだけの無意味な時間を過ごすことになる。
それと、今現在進行形でコーチにコーチはいますか?と聞いとくといいよ。

なんでネガキャンするの?

信者の感想記事しかないから逆に参加するか迷ったという話を聞いたから、こういう記事があってもいいと思った。

資質は性格の決めつけに使うものではないです

おっしゃる通りです。
プログラムを始めるか迷ってる人の大半は、クリフトンストレングスを知らないだろうからあえて断定的に書いてる。
クリフトンストレングスを先に受けたおかげで、自己啓発セミナーに大金払わずに済むならその方がいいじゃん。

自分に自信がないしモヤモヤしてる…

このプログラムは、起業しよっかな〜、個人事業主になろっかな〜、転職しよっかな〜とか思っている人にはまあ悪くないと思うけど(とはいえ普通のコーチングでいいと思うけどね…)、自己肯定感が低くて生きづらいのをどうにかするものではないよ。コーチはプログラム進行のサポーター的な人であってカウンセラーじゃないよ。
オンラインイベントで話していると極々たま〜に不安定な人と話すことがあったというのも信頼度が下がる理由だ。「自分前鬱になったことあって…」とか「最近ちょっと寝込んでました」とか言われたことあるので、そんな状態の人に自分と向き合わせるような過酷なことやらせて、プログラム側に倫理観ねーの?と正直思っている。

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