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あなたの救済になりますように

ねぇ、「生きろよ」 って言ったら、どうだろう?

きみはどんな顔をする?

僕は、さ。意外と生きててほしいんだ。

きみとは、たくさん遊んだわけじゃない

きみとは、恋に落ちたわけじゃない

きみとは、家族になったわけじゃない

でも、きみとは、友達だとおもっていたりする。

ごめんね、無責任だから、生きていてほしいんだ。

でも、無責任な言葉に救われちゃったりする夜も、悪くないかもよ。

どう言えば、きみの希望になれるだろう。

どう言えば、きみの絶望を代われるだろう。

どうしても、きみに生きていてほしいけど

ダメだったら、また、友だちになろう。

さよならは言わないもんね。また出逢うことなんて、当たり前だもん。

もし死んだら、ぜったい見つけろよ。おれのこと。もし、だぞ。そん時は、たとえきみがカエルでも、友達として接してみるよ。

あのね、今日ぼくは、財布をひろったんだ。

中身がいっぱい入った財布だったよ。

でもね、交番に届けたんだ。 きっと、落とした人は不運だったから。

たまたま、財布を落としたんだとおもうんだ。 誰かがわるいんじゃなくて。

たまたま、きみはしにたくなったんだ。 誰かがわるいんじゃなくて。

ぼくは、財布を届けたんだ。交番に。

きみは、ひろいあげられるよ。絶対に。

しあわせになろうよ。 なれなかったら、運がわるかったってことにしちゃおう

あのさ、また。また、ぜったい話そう。

だって、友達だもん。


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