【詩】しあわせの嘘
しあわせですかと
自分自身には
もう問わない
答えのない問いは
果てのないループに
絡め取られる
本物でないといけないですか
似たようなものではいけませんか
精一杯で手にしたものを
信じてはいけませんか
真実と嘘と
どちらでもあり
どちらでもない
どれもあって
どれもない
そんなあわいの中が
心地よく感じるのは
おかしいですか
もし
あなたにしあわせかと問われたら
しあわせと微笑もう
微笑みの中の嘘を
そのままに
今なら受け止めてもらえるだろうか
もし、あなたがしあわせというのなら
あなたの瞳をのぞいて
そこにある嘘を包みこみたい
また、自分の詩に
自分で返詩をしてしまいました。
ほんの少しでも本当のことがあれば、
それが自分にとっての本当なのだろう。
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