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「はぁ~……先輩、今日もカッコイイなぁ」 屋上に這いつくばる私。双眼鏡越しに見る先輩の…
「そんなところで寝てたら邪魔なんだけど」 畳の上で寝そべっている元幼馴染を足蹴にして、…
〇〇がいると陽子に教えられて、私は日向モールへと来ていた。 「……懐かしいなぁ」 離…
「解決策はないのだよ」 と池田さんが言った。 「ただ、これといって害もないのだがね」 …
「うん。私は井上和、いちよ同好会の会長をしているわ。よろしくね」 そう名乗った彼女に私…
最近変な夢を見る。 羊が出てくる変な夢。 眠れない空色、重なる雲ふわふわと私…
『付き合って』 授業中。 隣の席の藤嶌に、そう書かれた切れ端を見せられた。 よく分からなくてキョトンとしていたら、 「私の友達が〇〇君のこと好きなんだって」 と補足された。 俺が気になっているのは藤嶌なんだが――といっても、思春期特有のなんとなく気になる子の一人に過ぎない。 だから、 「いいよ」 と簡単に了承した。 そんなこんなでその友達と付き合うことになった。 だけど、俺の気持ちがその子に向くことはなかった。 半年くらい付き合ってはみ
「先輩! お待たせしちゃってごめんなさいっ」 「お疲れさん! 大丈夫だよ、全然待ってない…
『……覚悟しな……大妖怪ユウキの力を見せてやる』 「ちょっと待ってくれないか」 「て…
「僕だ……ああ、今はまだ大丈夫……だが奴らはすぐそこまで来ている……ウッ! ほら、右腕が…