刑事コロンボ 第13話 ロンドンの傘

オープニング、殺人に至るまでのマクベスの役者夫婦役の演技が、役者役にも関わらず、大根に輪をかけて大根だったので(失礼か)、途中で観るのをやめようかと思ったんですが、最後まで諦めずに観てよかった。

ロンドン観光に明け暮れるピーター・フォーク、見参。

ええ〜!かわいい!
こんなかわいいピーター貴重だよ。しかもめっちゃ写真撮ってる!
衛兵の交代とか、ビッグベンとかに大興奮しているよ、あのコロンボが!
完全おのぼりさんじゃん!
そして手に持っているカメラが、当然とはいえ、古い!
1970年代、デジタルカメラは存在しないもんねぇ。
(デジカメが普及し始めたのは2000年代からだそうです。出典:http://f-photobook.jp/

いやぁ、コロンボ、エピソードによって、ドラマの質の高低はあれど、ピーターがとにかく魅力的なのでついつい観てしまう。シネフィルWOWOWで(アマゾン会員なら追加400円程度)コロンボが見られること、誰かもうちょっと早く教えてほしかった。

これ、全然宣伝していないよね?

私はkindleでベゾスに魂抜かれているので、おそらくアマプラ永年会員のまま一生を終えるから、変に、U-NEXT別契約するより、シネフィル追加の方が断然おトクなんです。しかも、今シネフィルWOWOWでは私の大好きな映画『アザーズ』もやっているという。おトクにも程がある。

アザーズのニコール・キッドマン、とても綺麗なの。ただでさえ不気味な映画の空気感に彼女の美貌が映えて、より不気味。プロットも冴えてて、美麗で、ちゃんと最後まで同じ不気味な世界観を完徹。私の中でゴシックホラーといえばコレ。未見のかたはおススメです。いいなあ、可能なら自分の記憶を一旦消してもう一回初見で観たい。

それにしても、『ロンドンの傘』っていう日本語版の題名はいただけないな。出オチじゃん。
原題『DAGGER OF THE MIND』で、傘の面影ゼロなのに。まぁ英題の直訳じゃ、話の筋と日本語の語呂とがうまく噛み合わなかったから、結局ロンドンの傘としたのでしょうが、せめてプロットに直接響かない題名にしてほしかった。「刑事コロンボ、ロンドンへ行く!」とか。(いやいやそれこそまんまだし、何よりオリジナリティどうした。『ドリトル先生、アフリカに行く』じゃないんだから。)

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