仕事からだろうと人生からだろうと、ムリムダムラを全部省くのは無理です。
トーヨーケイザイビジネスとか、プレジデントとかから、大クレーム来そうな題。でもこれがシンジツなんでしょうがない。改善はできるけど、根絶やしにはできません。
エラーゼロ希望なら、そもそもヒトを雇うのは全部やめて、すべてAIにするべきです。ヒトとは間違う生き物なんだから。
(でもAIにしたらとたんに、人のあたたかみガーとかデジタルディバイドガーとか批判が殺到して大変なのはおたくの会社のコールセンター部門だから、覚悟はしといたほうがいいですよ。)
私も、窓口で販売員していますが、「アンタのしごと、もうなくなるよ、WEBで全部注文できるからwww」と実際にとあるお客様に笑いながら言い捨てられて、早5年。
言わせてもらうが、仕事なくなっていません。
ザマァwww
(あの男性の方、何の権利があって、1スタッフにあんな暴言吐けたんだろうか。こちら社畜といえど、ある程度の誇りをもって仕事をしています。そういう人にむかって暴言とか文句とか言い捨てて帰っていくやつ、ナニサマ。みんな地獄に落ちて業火に焼かれればいい。…そして5年前かそこらのことを執念深く覚えている自分、だいぶヒマ人。)
WEBページからの申込が煩雑だしよくわからんし、しかも申込ボタン押したらUNDOできないしで、結局窓口に相談に来られるかた、結構いらっしゃいます。
やっぱり結局はヒトなんですかね…。
でも来られるなら、ムリムダムラ覚悟してほしいの。
ヒトとは間違う生き物なんだから(2回目)。
雑談もムダの部類に入るのかもしれませんが、ヒト属とコミュニケートする上で、結構大事です。
私は、むかしこの雑談ってやつが大変に苦手でした。
だって話すことないんだもん。
正直、お客様とはいえ、すべてのひとにキョーミ持てってほうがムリ(笑)。
でも、そんな大上段に構えなくていいことが、長年接客業に携わる中でわかってきました。
自分が10代のとき、バス停留所で年配の方たちがお天気の話をしながらバスを待っていらっしゃるのを横目に「天気の話とかなんだそれクダラネー」と思っていたけど、今ならわかります。
お天気のことが話の主眼じゃないんですよね。
お天気のことを話しながら「今こうして話しているあなたのことを気にかけていますよ」ということを示す、やさしいやさしいサインなんですよね。
そして、お天気の話題って、万能なんです。相手の事情や心情に差し障らなくていい話題だから。
お互いの健康を気遣ったり、ジョークとばしたり、笑顔かわしたり。
そういうのも雑談に入ると気付いてから、私は雑談は苦手ではなくなりました。
そういや、最近雑談ヘタクソな人が多すぎてびっくりですよ。
おそらく場数の問題だとは思いますが。
コロナに関係なく、各自スマホを持つようになってから、本当に話したい人しか相手にしてきていないであろう新人がわんさか。
それはそれでうらやましいお育ちですが、社会に出たら「コイツ本当に自分と同じ人間なのか」とついロダンの『考える人』ポーズになってしまうくらい、いろんな人に出会うんです。そういう方たちと当たり障りなくやっていく万能ツールが雑談なんですが、場数が少ないために、いろいろとヘタクソすぎる人が最近多すぎて、こちとらびっくりしています。
前に、接客時押し黙るのをやめてくれと書きましたが、今思うと、慣れない方は押し黙るくらいがまだいいかもしれないです。
雑談と称して、人の悪口を好き放題言う・人の婚姻や子どもの有無をきく・人の容姿のよし悪しをありていにあげつらう、みたいな悪質なのが一定数いる。そして声の音量調節装置がない。なんなら「みな、俺様の美声を聴け」くらいのわざとらしく声を上げるひとまでいる。
こういう、雑談の内容や周囲の状況にまで気が回らない、お粗末な頭と心の持ち主には、ただただ黙っていただくほうが世界平和のためです。
世界平和のためにさらに言うと、悪口は家族か友人に言ってほしい。
言うなとは言いません。私も黙っていられないほうですし。でも、赤の他人の販売員にだらだら喋らないでほしい。あなたたちお客様はヒマかもしれないですが、私たち販売員の時間は有限です。悪口なるたわごとをきいている間にも順調に経費は発生しているのです。ビジネス雑誌で時間マネジメントとか読んでる自称「おれっち優秀なビジネスマン」の方ほど、こういう傾向があります。これこそザ片手落ち。そういう方のカバンの中から雑誌『プレジデント』がのぞいているのを見た私の心境、お察しください。
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