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作業療法はネギ農家を対象とすることができるのか

こんにちは。私は作業療法士で、2011年に免許を取得して以来、現在は訪問看護ステーションで勤務しながら、個人事業主としても活動をしています。常に好奇心を持ち、新たな挑戦を楽しむことを大切にしています。

作業療法士としては、通常、障がいを持つ方や高齢者を主な対象としていますが、一般の方に対しても効果的なアプローチができるのではないかと考えていました。そんな中、福井県福井市でネギ農家を営む友人のホームページとSNSの運用が思うように進んでいないことを知り、私にできることは何か、チャレンジしてみたいと思い、その課題に取り組むことにしました。

今回の記事では、作業療法士の視点から、農家が日々の農作業をどのように情報発信の魅力ある内容に変えていけるかに焦点を当てています。繰り返しの農作業を単調と捉えがちですが、私たちは飲食店に対する観察、共感、インタビューを通じて彼らのこだわりやニーズを深く理解し、農作業の価値を再考しました。その結果、新しいコミュニティが形成され、ホームページの改善に成功し、訪問者数と閲覧数の増加を達成しました。

この記事で、ネギ農家における作業療法士のユニークなアプローチとその成果について詳しくご紹介します。読者の皆様にとって、作業療法の新しいアプローチのヒントになれば幸いです。どうぞお楽しみに。

1.ネギ農家の紹介

福井県福井市に所在するネギ農家は、私の小学校からの友人の大ちゃんが代表を務めています。このネギ農家は代々この地で農業を営んでおり、2010年に代表の大ちゃんが就農してからは、水田を利用した白ネギ栽培に力を入れています。

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