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文法問題① 慶応

慶応大学の問題です。ぱっとみすべてOKです、文法的にあきらかにおかしそうなのはないように思える。

正しいのは?
The light in the professor’s office is (   ) on, but she doesn’t seem to be in.
ア still turning イ to be turned ウ turned エ turning

難しい語彙もないが、英語の基本的な考え方が身につけられているかの良問。レベルも簡単である。また、すべて文法的には入りそうである。見ただけで答えはでない。
もう一度いうが、これはすべて入ることは文法的には可能のように思える。

この文も、Sをしっかり考えると、
The light
であることがわかる。あとは、ライトが「つける」のか、「つけられている」のかの問題である。turn on は「つける、ONにする」って意味であり、電器が「ついている」という意味ではない。「ついている」と考えてアやエを選ばないようにしよう!!

それがわかれば、ライトが「つけられている(受け身=ついている)」であるイかウということになる。あとは文脈で、「彼女は今は部屋にいないようだ」ということを考えて、電機が今「ついている」という意味を表すウが正解であろう。
さて、イがなぜ正解となりえないのか考えてもらいたい。まずbe toは問題ない。そのあともしっかりと受け身となっている。be toの考え方にカギがある。

be to
be to にはいろんな意味がある。
toには未来のイメージがあるということを聞いたことがあるかもしれない。
be to にはそこから「~することに向かっている」という感じをもっておけばよい。
無理やり考えると「ライトがつけられることになっている」で、イも入りそうであるが、勝手に想像してはいけない。文脈を広げてもいけない。問題を解く上での基本である。文脈上わかりえないことを想像してはいけない。そうだとすれば、ウの方が最適であろう。

私はネイティブではないので,
The light is to be turned on.(電気がつくことになっている。最近のスマート家電の発展で、文脈しだいでは使えそうな気もするが、どうなんだろう。)
という表現が自然な表現なのか否か判別はつかない。


"The light is to be turned on." は自然な英語表現で、特定の文脈において使われます。この文は通常、以下のような状況で使用されます:

  1. 予定や指示: この文は、予定された時間や特定の指示に従って、誰かが部屋の明かりを点灯することを意味します。たとえば、ある出来事や行事の前に「The light is to be turned on at 6 PM」などと言うことがあります。

  2. 規則や規則の遵守: 施設や建物内での規則や安全規定に従うため、この表現が使用されることがあります。たとえば、火災の安全規則に従って「In case of emergency, the emergency lights are to be turned on」などと言うことができます。

  3. 役割や責任: ある人やグループに対して特定の役割や責任がある場合、この表現が使われます。たとえば、建築現場での指示として「The electrician is to be turned on the lights in the new building」などと言うことがあります。

chat gpt より


私の好きな問題である。見ただけでぱっと答えが出るものではなく、一見するとすべて正解に感じられる。しかしよく考えると自ずと答えが決まる問題。こういう良問を今後も紹介していきたいしだいである。さすが慶応大である!!



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