社畜は今日も若さを浪費する
私が働く職場は、めちゃくちゃブラック。よどみのないブラックなのである。
日中から夜間にかけて取引先との約束がバンバン入るので、必然的に時間外に事務処理をすることになる。
なんやかんやしていると、終電近くまで職場にいることになる。定時は18時だが、21時が第二定時、だなんて身内では揶揄されている。
(とはいえ、世の中にはもっとブラックな会社があるだろうから、私なんてまだ素人ブラックなのだが)
世の中には、定時に退社して、そこから飲みに行ったり、習い事に行ったり、そんな充実したアフターファイブを楽しむ文化があるとかないとか。
そんなのファンタジーの話だよね、なんて同僚と話していた出張帰り、乗った電車は退勤ラッシュで激混みであった。
見ないように考えないようにしていた現実に、そのとき私は囲まれていた。
待って待って。私ら職場に帰るけど、この人たちは家に帰るんよね?もう自由の身なんよね?
ずるくない?
私らが仕事に追われている間に、世の中の人々は充実した生活を送ってるんだ。趣味にいそしんじゃったり?家の用事済ませちゃったり?
置いていかれてない?私。
仕事は楽しいと感じる瞬間もあるし、意義のあるものだと思ってやってる。でも、それでいいのか?
社畜として働いて最後に残るのは、
使い道のない貯金と、
友達も恋人も趣味もない空虚な自分
なのでは?
……んんん考えてると頭おかしくなりそうだからやめよ!
とそんな感じで、思考停止した屈強な社畜が育っていくのであった。
😇
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