画面の中の花火の話(2024.8/3の日記)
アルバイトの日。遅い時間の出勤だったので、朝からホットケーキを焼いて食べた。ホットケーキだーいすき。今日は紅茶の葉っぱを生地に混ぜたものにした。あんな簡単にデザートを作れるというのが楽しい。コツを掴んだのでもう焦がさない。焦がさないので泣かない。
アルバイトはまあまあ暇だった。シフトが被った友人とずっと駄弁っていた。どちらかというと議論だ。いっつもこう。今日の議題は「他者の噂話を好む社員さんやパートさんたちの発言は容認できるか」だった。できないです。友人はできるらしい。よく分からない。
アルバイト先の別部署で働く先輩がいる。先日恋人とプライベートで来たらしいのだが、社員さんたちはその恋人や先輩についてあーだこーだ言い続けている。
人の容姿や正誤の分からない情報をおもしろおかしく話すのを、ものすごく身勝手なことだなと私は思う。アルバイトの後輩がよく言っているのは、「ああいうのって小学生で卒業するべきっスよ。幼稚っスね」だ。言われたくないことは言うべきじゃないとか、そういう倫理的な話でもあると思う。
友人はこの先輩と確執があるのも相まって、こういう噂話を容認できると言った。「社員さんたちは毎日代わり映えのない仕事ばかりの生活だから、噂話で盛り上がるのも仕方ないだろう」みたいなことを言っていた。私はよく分からない。本当に分からない。ここで省いた文脈があるのだけど、それも含めて先輩を可哀想だと感じた。真面目に長く働いているのに、周囲の人から根も葉もないことを言われるのは解せない。解せないです!!!!!
社会人の生活をそういうふうに解釈しているのもよく分からなかった。まるで、他に楽しみがない人たちとラベリングしているようで、多方面に失礼だなと思った。他人の恋人も生活もジャッジする権利は無いと思う。この日記を書いている時点でちょっと揺らいじゃうんだけど。私は今友人の発言をジャッジしているから。
友人の発言にどうしても理解できないものがあって、それってどうなの?と指摘すべく口を開いたら、友人に「まあこんなことで言い争うつもりはないよ」と止められた。その場では大人げなかったと反省したが、口論になっても言いたかったなと後から考えた。逃げられた気分になった。そんなことを考えない、後輩のような達観した高尚な人になりたいと改めて考えた。こういうことに悩むのをやめたい。怒りを原動力にするのもやめたい。
帰宅したら母親からビデオ通話が掛かってきた。地元の花火大会の日らしく、せっかくだから見せたいと言って花火を映してくれた。来年は一緒に見られたらいいねと言われた。家に帰りたいなと思った。
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