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終活を支える側のこと

あなたの身の回りの人の終活のこと
いざ対応が必要になるのはどんな時? 

気になるあんな症状、こんな特徴…
利用できる制度や仕組みは?

年とともに仕方ない…なんて思っていても
支える側は気が気じゃないですね

亡くなる前に気になっていても
わからないことが多いと手が出せません…

当ブログはそんな方へ向けて
まずは”本当の基礎”から書いていきます!



《周りが始める支援の兆候》

・現在は同居してないがいずれは介護を考えている
・いざという時に駆けつけられる距離にいない
・話題にあがり続ける認知症が心配
・親のひとり暮らしが気にかかる

こんな状況に覚えはありませんか?

利用できるものがたくさんあるよと言われても
いつどんな条件を満たしていたらなのか
知らないことには始まりません

まずはこのブログをきっかけに
どの段階ならどんな方法がとれるのか
その選択肢の多さについて知ってください

支える側にも職や家庭があり
昔のように同居でというのが
必ずしも叶わないのが現代です

自分の生活を守りつつ
身近な人の今後に備える

使える制度を利用して早め早めの対策をすることで
受け取る財産や税率が変わってくることもあります



《本人が元気な時》

配偶者のいるいないに関わらず
何かしら生きがいや人生に張合いがあれば
認知機能の低下は防ぐことができると言われています

そしてその時にエンディングノートや遺言作成など
本人の要望をたくさん書き留めてもらうことが
トラブルの少ない終活の第1歩になります

いきなり遺言やエンディングノートは
書く方も書かせる方もハードルが高いので
旅行で行ってみたい場所や食べてみたいものなど
日常会話から拾ってみましょう

法的な効力として重要になるのは
本人の意思表示が最優先です

けれど本人の希望を優先するために
あなたの生活が脅かされることもよくありません

そのために、本人が元気なうちから
どんな老後を思い描いているのか
どんなサポートをイメージしているのか
話に持ち出してみましょう

少しづつ話していくことで
あなたができることもハッキリするかと思います



《元気な時のサポート》

本人が元気なうち…といっても
言動の端々に不安が出てくるのは必至です

そんな時は介護認定という手がとれます

かかりつけ医の診断と自治体のケアマネージャーによる
”どのぐらいの助けが必要か”の審査です

例えそこで要介護の段階が軽度でも
自分たちでできない部分だけサービスを受けたり
本人の行動範囲を広げてみたり
それらの費用を給付金で賄えるなど
メリットが存在します

介護認定は受け直しも可能ですし、認定後も
ケアマネージャーと相談していくことが可能なので
支える側が過度に抱え込まないことが大切です

・同居している場合

同居していたら介護に不自由しないなんて
働く子世代には難しい話です

働きに出ている昼間に利用できるデイサービス、
趣味や嗜好で集まれる自治体のイベント、
ヨガやストレッチで運動機能を助ける通所サービス、

日中の数時間を外出イベントに充てることで
外での関わりを必ず作るようにし
脳を刺激し続けるという目的もあります

・別居している場合

こちらも元気な場合に関しては
同居の場合の大差はありません

とはいえ介護認定の程度次第にはなりますし
1人暮しか同居人がいるのかなど、
すぐに連絡がつかなかったりすると不安ですね

そういったケースには
自治体の職員や専門スタッフが定期的に訪問して
栄養サポートや家事サービスをしてくれる
訪問サービスが多数あります

宅食(お弁当配達)、配食(食材配達)、栄養指導、
家事代行、家事補助、困り事カウンセリング、
リハビリ、緊急時対応、入浴介助、…などなど

また外出時の見守りサービス、
保険適応外であれば外出の付き添いや
趣味に随伴してくれるサービスもあります

これらはお住まいの地域によって
価格や人員が変わってくるので
まずはこんなに幅があったということを
知っていただければと思います

紹介したものは介護認定の度合いによって
介護保険サービスの給付金内で
選択可能なサービスばかりです



《不安が多くなったあとのサポート》

同居しているし不安はあるし
でも自分は働かなければならない

気になるところが増えてきたけど
意思能力っていつまでなの?

身体的な不自由や精神疾患、脳機能低下など
サポートがなくては生活がままならない事もあります

身体的には基準より元気でも
脳機能低下による行動の不安が出ることがあります

介護認定をしっかり受け、
それに応じて成年後見制度などを活用すれば
本人の意思を確認しつつ
支える側にも無理のない方法が見つかるかもしれません

・同居している場合

介護認定の結果によって
よりサポートの厚い施設を選ぶことができます

働いている昼間はデイサービスや訪問サービス、
自分の睡眠時間は夜間の訪問サービスもあります

脳機能が低下しても本人が自宅にこだわり
また施設に苦手意識や恐怖が出たりするのも
高齢者の症状ではよくあることです

うまく付き合いつつ無理をしないためにも
利用できるものは利用しましょう

・別居している場合

別居の場合は恐らく特別養護老人ホームなど
サポートが手厚く、医療ケアもあるような所に
入所していただくのが安心です

やはり本人ひとりで動き回れない、
ガスの消し忘れや水道の止め忘れ、
転倒したことを本人が覚えていないなど
大事に繋がる小さな忘れに気づけません

訪問サービスではケアしきれないのと
緊急時の対応が遅れてしまって
命に関わることもあるからです


《まとめ》

本人が元気な時は本人の意思能力が認められ
エンディングノートも遺言も遺しやすいです

しかし不安が多くなったあととなると
医師立ち会いの元で作成、公証人が必要など
条件が厳しくなります

不安が多い状態で誰かに唆されて
誰かにだけ遺産を相続させる~などと
言い分をコロコロ変わられても困ってしまいますよね

ハッキリとした意思を遺してもらい
またそれを公証人に預けるなどして
不要なトラブルをなくすことも
終活のひとつなのではないでしょうか

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