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知っておきたい、相続のこと

誰か自分の血縁が亡くなった時に
いつもいつも気にしなきゃいけなくなるのが

”相続”とか”遺品整理”というものです…

正直お葬式って体力も気力もいって
それどころじゃないよ…なんてこともありますね

でもそういう場面になる前に
しっかり知識をつけておかないと

いざやらなきゃいけない時に
実は手続きに期限が…なんてこともね

亡くなる前に気になっていても
わからないことが多いと手が出せません…

当ブログはそんな方へ向けて
まずは”本当の基礎”から書いていきます



《”相続”とは》

何気なく使う”相続”という言葉
これは”個人の所有していた財産を他者が引き継ぐこと”です

他者と言っても
法律上、相続できるのは配偶者や親族であり
被相続人(=故人)に対して相続人と呼びます

それ以外の方にとなると、相続とは呼ばず
”遺言”をもとに”遺贈”という扱いになります

血縁関係や戸籍関係が
相続の主な焦点になると考えていいでしょう



《”法定相続人”という関係》

では先ほど書いた
”法律上、相続できるのは”
というところ

相続人とは具体的に誰なのでしょうか?

ドラマや映画なんかだと
”遺言書が~”なんて言ってますが

実際に遺言書があって
それをもとに何かが決まるというのは
少ないケースです

そしてそういう”遺言のない部分”は
民法で定められて相続の権利を持つ人である
”法定相続人”が相続をすることになります

法定相続人はしっかりと範囲が決まっており
血縁者なら誰でもとはいきません

具体的には、

①配偶者

②故人の子(=直系卑属)

③故人の親(=直系尊属)

④故人の兄弟姉妹、またはその子

という立ち位置の人のことになります



《相続できる人はひとりじゃない》

でも法定相続人というだけなら、
ご家庭によっては、
かなりたくさんの人数が対象になることも…

しかし優先順位も法律で決まっていますし
その割合も優先順位によって決められています

”何から何までを対象者で話し合う”
とは限らないのでご安心ください

配偶者は常に法定相続人になり、
また他の立ち位置の方よりも優先されます

そして子や親などがいる時には
これまた法律で定められた通りに
優先順位に基づいて相続人かの判断をします

誰までが対象なのかがわかったら
次は”遺産分割”になります

故人のものだったアレコレを
誰が、何を、どのぐらい引き継ぐのか

故人の遺したものが金銭だけとは限らないので
この”遺産分割”が必要に、大切になってくるのです

遺言があればそれを優先にしますが
書かれていないものや遺言がない場合は
相続人での”遺産分割協議(=話し合い)”になります

こうして法定相続人が複数いる時は
”実際に相続できる人の見極め”、”その相続できる割合”、
さらに”具体的に何を分割して相続するか”

これが決まって初めて
相続するものが定まります



《まとめ》

よく聞く”相続”のことだけど
実際は細かな取り決めが多いものです

その場になって法律用語がポンと出てきても
実は思ってた意味と違いました、では大変なこと

故人となったタイミングで
新たな血縁者発覚がないとも限りません

しっかり知っておくことで
手続きがよりスムーズになりそうですね!


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