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おひとりさまの生前整理

自分は天涯孤独だから必要ない?
自分には財産がないから必要ない?

終活や生前整理はなかなか他が出せない分
どこか遠いものに捉えがちなところがあります

しかし”おひとりさま”だからこそ
生前整理はきちんとしておく必要があります

やはり本人でなければわからない契約や
所持品(遠方保管含む)があるからです

のちにそれが管理者不明になっても
相続人不明になっても
その手続きにおわれる人間が増えます

亡くなる前に気になっていても
わからないことが多いと手が出せません

当ブログはそんな方に向けて
まずは”本当の基礎”から書いていきます!



《相続人のいない財産》

亡くなる時に必ずしも親族がいたり
遺言書があるとは限りません

そうなると家庭裁判所が相続人探し含め
相続手続きも管理することになります

そして財産を貰い受ける権利のある
”特別縁故者”や相続人が見つからない場合は
相続財産分は国庫に納められます

国庫に納まることが本意でない場合は
遺言書を作成しておくか”遺贈寄付”という手もあります

また介護で長らく関わった非血縁者や
本人と生計を共にしていた人が特別縁故者として
財産の受け取りが可能になることはあります

しかしその場合は特別縁故者であるとして
特別縁故者の方から家庭裁判所に申告をして
家庭裁判所が審判した分のみを受け取ることになります



《自分と他人のためのエンディングノート》

自分は独り身なのにエンディングノートなんか…
と思っていませんか?

エンディングノートは自分の情報を書くもの
つまり自分の血縁者に誰がいるとか
緊急時にはどうしてほしいと書けるのです

天涯孤独、親類不明だとしても
あなた本人が倒れてしまった時には
そういう”あなたについての情報´が
あなたを発見した人によって役立ちます

書きながら自分の人生を振り返ったり
これからやりたいことを書き出してみたり
自分の整理になるエンディングノート

それは家族であっても知らない”あなたのこと”や
あなたらしい人生をサポートする人たちのために
とても大切になってきます

独り身であればこそ
自分の財産をあげたい相手の有無、
自分と血縁関係のある人の有無や現状など
相続や財産管理に関わるところは
ノートにまとめておくべきかと思いますし

医療行為の、特に重病の宣告や
延命治療、高額治療の希望方針などは
あなたに意識がない救急搬送状態となれば
決められる人がおらず困ったことになります

金融機関情報やパスワードは
隠しながらもまとめておく方法がありますので
しっかりと知識をつけて
自分の理想の終活にしましょう



《おひとりさまやひとり暮らしなら》

孤独死が心配というのは
高齢化社会に伴って増えてきた問題のひとつ

子ども夫婦は遠方にいる、
そもそも天涯孤独で独り身である、
などなど一人暮らしの理由は様々ですが

”何かあった時に発見が遅れる”というのは
孤独死やトラブルのもととなりやすいです

近年では家電や設置型ボタンなどの機能で
警備員が駆けつけたり家族に連絡が行く
見守りサービスというものもあります

一定時間の使用がないと家族に通知が行く
家電内蔵型の見守り機能は最近のものですね

アクセサリー型の緊急時通報ボタンもあるらしく
調べてみたらその多様さに驚くと思います

また、ひとり暮らしは自分でも心配だと
施設に入ることを選択した場合はどうでしょうか

血縁者がなることが多い身元保証人ですが
身内の協力が得られなかったり、独り身であったりして
身元保証人がいないから入院や入所が
叶わないということもあります

その場合に弁護士・行政書士の団体や
医療福祉関連の団体などに
保証人を依頼することができます

依頼することはできますが
依頼料が高額になりやすい難点があります

金銭的に不安がある場合は
ソーシャルワーカーに相談するのが
より確実な手段かもしれません



《まとめ》

いかがでしょうか?

おひとりさまの終活の必要さ
わかっていただけたかもしれません

エンディングノートと確立しなくても
日記のように少しづつ書き出していくのも
手始めとしてやりやすいと思います

まずはやれそうなところから

無理にやらなきゃ!と焦るよりは
マイペースにやりましょう

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