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開催まであと18日![リュウの恐竜展小話]その⑬

こんばんは!
古生物探究クリエイター(自称)のリュウです。
[リュウの恐竜展2]開催まであと18日!
今回は前回に続いて、私がイラストや解説を作る時に参考文献として使用している本を紹介する、[参考書物録]をお送りしたいと思います。
2回目の今日は、[土屋 健]さんの書いた本について、紹介していこうと思います。

確か高校時代に学校の図書館にあった本の中で、[リアルサイズ古生物図鑑]があったことを覚えています。それを読んだとき、「こういう古生物の見方もあるのか!」と当時の私は非常に驚きました。当時は小学館の図鑑みたいなタイプの図鑑・本で古生物の知識を得ていたのですが、こういった[現実の存在と比較]し、かつ[多様な古生物を紹介している]その本は、私の知識欲を満たすには十分なものでした。

そんな本の作者がサイエンスライターの[土屋 健]さんです。この方は、主に古生物について子供向けのポップなものから大人向けの専門用語飛び交うものまで多様な視点・コンセプトのもとで執筆を行っている方で、私も土屋さんの書いた本は何冊か持っており、土屋さんの本は[リュウの恐竜展]を日に陰に支えてくれる、非常にありがたい存在となっています。
そんな私を支えてくれている本たちを何冊か、ここでは紹介しようと思います。

1つ目は、土屋さんの代表作とも言うべき[古生物の黒い本]こと[古生物ミステリーシリーズ](技術評論社)です

[古生物ミステリーシリーズ]の一部。
最近では[○○の興亡史]もシリーズの一つとして発表されている。

このシリーズは、エディアカラ紀から第四紀までの全ての時代の古生物の歴史を網羅した、全10巻+1巻壮大なシリーズでして、当時の生態系や代表的な生き物など、様々な古生物に関する事象が掲載されており、非常に読み応えのある内容となっております。
さらっと知りたいという方には、別版として[生命誌図譜]という簡易まとめ版もあるので、そこから入るのもいいですが、どうせなら全巻買って読み進めることをお勧めします。ちなみに、内容の膨大さも相まって値段は少々高めとなっています。しかし、これさえあれば大体古生物のことや古生態系のことは丸っとわかるので、非常におススメの本です。

2つ目は、最初の方でちらっと紹介した、[リアルサイズ古生物図鑑]です。

[リアルサイズ古生物図鑑]
全三巻。メジャー古生物からマイナーなものまでなんでもござれ。

もうタイトルと写真とでほぼオチは付いているのですが、「古生物と現代のものを並べて比べてみたら?」を叶えてくれる、これはどちらかというと子供向けの本でしょうか。
本書は古生代・中生代・新生代の全三巻で構成されており、収録されている古生物も多様で、ある意味では小学館の図鑑よりも見やすいところがあったり、読んで楽しい知って楽しいを体現している本だと思います。
ちなみに詳細は伏せますが、私のこの本の中でのお気に入りは、古生代編で登場するエーギロカシスですかね。

おしまいの3つめは、[海洋生命5億年史 サメ帝国の逆襲]です。

海洋生命5億年史 サメ帝国の逆襲
この本の真骨頂は、これ一冊で[海洋生態系の歴史]が全てわかること。

どこかポップなタイトルですが、騙されてはいけません。この本は、「1冊あれば古代から今までの海洋生態系の歴史が丸わかってしまう」おそろしい本なのです。
本当に、嘘偽りなく、この本にはカンブリア紀から今に至るまでの海洋生態系の歴史を網羅されています。一応、メインの話は誕生から今に至るまでのサメの進化の歴史ですが、サメ以外の内容も非常に豊富で、大型有顎魚類の出現、モササウルス科やクジラの繁栄、その他海中の捕食者たちの栄枯盛衰が事細かに、しかも読みやすい内容で取り揃えられています。
こんなに重厚な内容に対してお値段も税込み1650円と大変お得です。これは買うしかない!!

最期辺りは少々筆が乱れてしまいましたが、以上、今回の[参考書物録]でした。次回は、もう一方、私の古生物の知識源となっている本を書いている方の本の紹介をしていきたいと思います。
それでは皆さん、良い探究ライフを!

[リュウの恐竜展2 〜みんなで遊ぼう![古生物サバイバル!]超試遊祭~]
開催日程:2024年3月24日 12:00~19:00
開催場所:東京都文京区本郷4-1-7 近江屋第二ビル6階 探究学習塾エイスクール本郷校

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